(二)この世界ごと愛したい



アキトはアキトで、サクや周囲の隊士達とお酒を飲んでいる。


私の周りの隊士達は既に出来上がってる人も多く、それはそれは大盛り上がり。




「こっち潰れたぞ!リンちゃん何人抜きだ!?」


「ザルすぎる!すげえ!!!」




お酒の飲み比べというものに参戦しているらしい私は、次々と隊士達を負かしている。


しかし、途端にこれだけの量を飲むのは初めてなので。若干ふわふわし始めました。これがお酒の力か。





「り、リンちゃん?」


「うん?」


「流石に飲み過ぎ…じゃね?」


「うん?」




私はふわふわと。


なんだか少しぼーっとします。





「ま、待て。可愛すぎて…!」


「顔赤いし目も潤んでやべえな!?」


「隊長から隠せ!連れてかれちまう!」




私の周りをさらに密集して取り囲む隊士達。


それさえ気にならないくらい、私は浮遊感に襲われていて。




「みんなくっついて仲良しだねー。可愛いねー。」



「っ!!!」


「ヤバい!もうヤバい!誰か酒取り上げろ!?」




私のコップを一人が奪い去る。




「あーん。なんで取っちゃうの?もうだめ?」


「うっ!可愛すぎて死にそうっ!」


「もっとちょーだい。」


「これ上手く隠せばバレないんじゃね?」




そう言って隊士の一人が私に手を伸ばし、私の肩を抱く。


私は寄りかかる場所が出来たので、ほぼ全体重をかけて寄りかかる。




「ありがと?」


「グハッ!」


「だいじょぶ?」


「可愛い!天使すぎる!!!」




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