(二)この世界ごと愛したい



意を決した私は、扉を開く。




「おかえり。俺もとりあえずシャワー浴びて今日は休もうかな。」


「…うん。」


「寝る前の薬も置いてるから飲んでて。眠くなったら先に寝ててね。」


「あ、うん。」



さっきはお風呂上がりの私がどうとか言っておきながら、何食わぬ顔で平然と浴室へ向かったレン。


逆に私は呆気に取られ立ち尽くす。




「…自分が…恥ずかしい…。」



恥ずかしい勘違い野郎に成り下がった私。


ヤケクソでレンの薬をグビっと飲み干し、このままお酒も飲みたくなってきた。



周囲を見渡すと酒瓶がチラッと目に入った。





「…勝手に飲んじゃダメだよね。」



レンもお酒飲むだなと。


どんなお酒を飲むんだろうと。



ここで好奇心から、味見だけしてみようと私はその酒瓶を開けて少しだけ飲んでみた。


少しだけのはずが、いつもの癖で結構飲んだ。




「うえー…。」



まっず!!!


何このお酒。喉が焼けるほど熱いのが分かる。お陰で味何て分からなかった。




「…なんか…熱い。」



喉が焼ける感じも中々治らない。


どんどん身体の熱が上がる感じもする。さっきレンの薬飲んだのに。




「っ…〜。」



あー何だこれ。


レンはこんなお酒飲むのか。凄すぎる。


このお酒で鍛えれば私ももっと飲めるようになったりするのかな。



私はもう少しだけと、追加で飲んでみる。




「ぅー…。」



やっぱり美味しくはない。


そして喉が痛い。






「…リン、起きてたの?」




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