(二)この世界ごと愛したい



ワカさんに身支度を整えていただいた。


今日はポニーテール。服は割とヒラヒラしてない動きやすい服なので私は気に入りました。



そのままワカさんと下に降りる途中にカイの声が聞こえてくるもので。




「カイがパパなのはちょっとやだなー。」


「なんでやねん!」


「たまに邪なこと言うから。」


「…それにしても、お嬢は今日も可愛えな。その髪型俺一番好きかもしれん。」



言ってるそばから。


じーっと私を見るカイ…とレン。




「リンちゃんが可愛いのは今に始まったことじゃないでしょ!」


「じゃあレン行こっかー。」



依然呆けているレンに声を掛けて近くに行く。




「…うわー…正に王子様とお姫様ね。」



並んだ私とレンを見て、今度はワカさんが呆けている。



当の私達はそんな気は毛頭ないが。


これも王宮にいる頃から言われること多かったっけ。




「レンは確かに絵に描いたような王子様だよね。」


「あら、リンちゃんも人のこと言えないわよ。お淑やかにしてれば世界一のお姫様よ。」


「ワカさんそれはないよ。しかもお淑やかとは無縁だから無理だねー。」



私は適当に笑い飛ばして、おーちゃんが待っているだろう店外へ出る。




「おーちゃんお待たせー。」


「……。」


「今日はお城の近くまで行きたいなー。」


「…はぁ。」



かなり嫌々ではあるが行ってくれそう。


レンも後を追って外に出て来たので、仲良く街の探索に乗り出しました。




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