(二)この世界ごと愛したい
「…お嬢起きひんで。」
「…どないしよ俺のせい?」
「…他に誰がおんねん。」
「…もう軍師兄弟来てまう。これ知られたら俺白狼に殺されるんちゃう。」
朝になっても目覚めない私を、心配しているカイとおーちゃん。
プラス自分の身を案じているカイ。
「とりあえずワカ呼んでるし、ワカに任せて下で待とか。オウスケ。」
「…戦闘準備いる?」
「…念のため、な。」
おーちゃんがシオンと剣を交える可能性を考えて、戦闘準備を整える。
見境なく人を斬るで有名らしいシオンが相手なので仕方ない。
ワカさんが到着し、事情を説明して上の階で私の側に居てくれることになり。カイとおーちゃんは店でシオンとトキの到着を待つことになった。
「リンちゃん、大変ね。」
ワカさんが私が眠る部屋で小さく呟く。
本当に面倒な人が周りに溢れてるので、分かってくださるだけで有難いことです。