(二)この世界ごと愛したい
今回はね。
レンは文句も言わずに引き受けてくれたわけだもんね。全然関係ないのに危険な橋を渡ってくれるわけだもんね。
だから、レンの腕を引っ張って。
近付いて来たその顔に、感謝のキスをしました。
…ほっぺですが。
「いってらっしゃい。」
「お嫁さんが可愛すぎて途端に行きたくなくなった。もっと欲しくなったんだけどいい?」
自分で言い出しといてそれはない。
「帰って来てからね。」
「…え。」
「…あ、いや…。深い意味はないからね!?どうせ城に呼び出して好き放題するんでしょ!?」
「分かってるのに来てくれるんだ。」
「っ〜…!!!」
た、確かに!!!
でもあの炎は一応レンの安否確認の意図もあってって、私は思ってるんだけど!?これじゃあ、私は期待してレンの元に赴いてる感じになってない!?
「そう言うことなら、さっさと終わらせてくるよ。続きはまた城で…ね?」
どこかアキトを彷彿とさせるレンの笑みに、私はまた顔の温度が上がる。
「続きはいらないからっ!とにかく後はよろしくっ!!!」
なので堪らず逃げ出しました。
炎の補填止めてやろうかと思ったが、仁義に反するので補填してしまった。
そして、次はおーちゃんをエゼルタへ向かわせなければならないため大急ぎでパルテノンへ戻る。
「ただいまー。おー…ちゃ、ん…。」