「逢いたい」でいっぱいになったなら~私の片想いが終わるとき

初めての夜


コウさんが用意してくれていた夕食はthe和食!だった。

ご飯にキノコたっぷりのお味噌汁。ぶり大根、白菜とちくわの炒め物に、ブロッコリーのナッツ和え。

どれもこれもおいしくて、日ごろから料理をする人なんだなと思った。
特にブロッコリーのナッツ和えはザクザクと砕かれたいろいろなナッツが入っていて、味も食感も楽しくて美味しい。
しかもこの品数の豊富さ。
普段一品か二品しか作らない、しかも味噌汁はインスタントという私はコウさんの足元にも及ばない。

コウさんは料理が好きという。
「今度教えて欲しい」
と言うと、
「冷蔵庫見たらわかるけど、調味料はいろんな○○の素とか○○のたれを使いまくってるから、教える程のことをしているわけではないんだよね」
「またまたぁ」
「本当に!このブロッコリーの味付けもめんつゆと胡麻ドレッシングを混ぜただけだからね」
「え?本当に?」
「うん、本当」

  *

おしゃべりをしながら夕食を食べ、残ったおかずを冷蔵庫に入れる。
テーブルを拭いて、一緒に食器を洗う。

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