「逢いたい」でいっぱいになったなら~私の片想いが終わるとき
泣いた山口さん
翌日。
朝食を作って食べながら、これからの予定を話す。
「俺、郊外にできたショッピングモールに行ってみたいんだよね」
そこでコッブや箸などの、コウさんのおうちに置いておく私の物を買いに行くことになった。
コウさんの自動車でドライブデートが決定した。ワクワクしながら急いで仕度をしなくては。
一緒に食器を片付ける。
洗面所を借りてメイクをさせてもらった。
服装は淡いイエローのトップスに黒のマーメイドフレアスカート。ハイウェストでフロントに着いたファスナーが足長に見せてくれる大人っぽいロングスカートだ。
いつもの休日は動きやすいパンツスタイルが多いけれど、コウさんの隣に並ぶのならスカートを履きたいなと思って昨日持ってきた。
「お待たせしました」
とソファに座ってタブレットを見ているコウさんの前に立つ。
コウさんはライトグリーンのニットに黒の太めパンツ。ゴールドをネックレスをアクセントにさらりとつけていた。
おしゃれだなとみとれていると、
「あ、そういうスカートも似合うね」
とコウさんが微笑んだ。
「ありがと。嬉しい。こうさんもすてき」
真っ直ぐに褒められて照れ笑いをしてしまう。
「ははは、ありがとう」
と言ってコウさんは、タブレットをテーブルに置いて立ち上がる。
「美琴」
と呼ばれて、コウさんを見上げる。
コウさんは私の腰に両手を回し、くるりと自分の方に体を向けさせた。
真正面に立ったコウさんの両手は、私の腰を挟んだままだ。
グッと近づいている距離に心臓が高鳴り、顔に熱を持つ。
トロリと微笑まれて
「かわいい」
と見降ろされる。
あ、甘いぃぃぃ。
色気が駄々洩れなコウさんが恥ずかしくて目を逸らす。
「あ。目、逸らした」
「恥ずかしいよ、もう。ほら、行こう」
と言いつつ、ちらりとコウさんを見る。
「ふはは」
と笑って、額にキスされる。
「ごめん。可愛すぎた」
腰を寄せらせる。
私の両手はコウさんの腕を持つ。
見つめ合う。
「くぅッ。キスしたいけど、せっかく塗った口紅が落ちてしまうぅ!」
「あははッ!何言ってるの?」
と笑ってしまう。
「やばい、めっちゃ好き!」
「やばいの?」
「うん。このままじゃ出かけられなくなってしまいそうだ」
「それはやばいね。うーん、それなら、走って外に出たらいいんじゃない?」
「え?あはッ!走って家から出るの?」
「そう!家から出たらキスしないでしょ?もう行くしかない!ってなると思うよ」
「あっはっはっはっは!それはいい考えかもね。あはは、行こっか?」
「うん、行こう!」
「ほら、走って!」
コウさんが腰に手を回したまま押す様に走り出した。
「え、ちょっとコウさん、押したら危ないから」
「え?危ない?それなら」
と、ぎゅっと背後から体を持ち上げられる。
「きゃあ」
「ほら、急いで!」
足先しか地面についていない。
「やだ、きゃはは!転んじゃう!」
「転ばせないよ!あははは」
転びかけては、ぐっと力ずくで起こされる。
玄関までの短い距離で大騒ぎだ。
「し―!静かに!騒がしいよ」
とコウさんが体をすぼめて小声で話す。
「ぇぇぇぇ?コウさんのせいじゃん」
と小声で返す。
「あはは。ごめん、ごめん。今度こそ行こうか」
「うん」
やっと玄関から外に出た私たちは、息切れをしながら手を繋いで歩き始めた。
朝食を作って食べながら、これからの予定を話す。
「俺、郊外にできたショッピングモールに行ってみたいんだよね」
そこでコッブや箸などの、コウさんのおうちに置いておく私の物を買いに行くことになった。
コウさんの自動車でドライブデートが決定した。ワクワクしながら急いで仕度をしなくては。
一緒に食器を片付ける。
洗面所を借りてメイクをさせてもらった。
服装は淡いイエローのトップスに黒のマーメイドフレアスカート。ハイウェストでフロントに着いたファスナーが足長に見せてくれる大人っぽいロングスカートだ。
いつもの休日は動きやすいパンツスタイルが多いけれど、コウさんの隣に並ぶのならスカートを履きたいなと思って昨日持ってきた。
「お待たせしました」
とソファに座ってタブレットを見ているコウさんの前に立つ。
コウさんはライトグリーンのニットに黒の太めパンツ。ゴールドをネックレスをアクセントにさらりとつけていた。
おしゃれだなとみとれていると、
「あ、そういうスカートも似合うね」
とコウさんが微笑んだ。
「ありがと。嬉しい。こうさんもすてき」
真っ直ぐに褒められて照れ笑いをしてしまう。
「ははは、ありがとう」
と言ってコウさんは、タブレットをテーブルに置いて立ち上がる。
「美琴」
と呼ばれて、コウさんを見上げる。
コウさんは私の腰に両手を回し、くるりと自分の方に体を向けさせた。
真正面に立ったコウさんの両手は、私の腰を挟んだままだ。
グッと近づいている距離に心臓が高鳴り、顔に熱を持つ。
トロリと微笑まれて
「かわいい」
と見降ろされる。
あ、甘いぃぃぃ。
色気が駄々洩れなコウさんが恥ずかしくて目を逸らす。
「あ。目、逸らした」
「恥ずかしいよ、もう。ほら、行こう」
と言いつつ、ちらりとコウさんを見る。
「ふはは」
と笑って、額にキスされる。
「ごめん。可愛すぎた」
腰を寄せらせる。
私の両手はコウさんの腕を持つ。
見つめ合う。
「くぅッ。キスしたいけど、せっかく塗った口紅が落ちてしまうぅ!」
「あははッ!何言ってるの?」
と笑ってしまう。
「やばい、めっちゃ好き!」
「やばいの?」
「うん。このままじゃ出かけられなくなってしまいそうだ」
「それはやばいね。うーん、それなら、走って外に出たらいいんじゃない?」
「え?あはッ!走って家から出るの?」
「そう!家から出たらキスしないでしょ?もう行くしかない!ってなると思うよ」
「あっはっはっはっは!それはいい考えかもね。あはは、行こっか?」
「うん、行こう!」
「ほら、走って!」
コウさんが腰に手を回したまま押す様に走り出した。
「え、ちょっとコウさん、押したら危ないから」
「え?危ない?それなら」
と、ぎゅっと背後から体を持ち上げられる。
「きゃあ」
「ほら、急いで!」
足先しか地面についていない。
「やだ、きゃはは!転んじゃう!」
「転ばせないよ!あははは」
転びかけては、ぐっと力ずくで起こされる。
玄関までの短い距離で大騒ぎだ。
「し―!静かに!騒がしいよ」
とコウさんが体をすぼめて小声で話す。
「ぇぇぇぇ?コウさんのせいじゃん」
と小声で返す。
「あはは。ごめん、ごめん。今度こそ行こうか」
「うん」
やっと玄関から外に出た私たちは、息切れをしながら手を繋いで歩き始めた。