「逢いたい」でいっぱいになったなら~私の片想いが終わるとき
「あいつもハチミツレモン好きで俺んち来た時に何本も買って帰るんだよ。
弟もどこにも売ってないって言ってた」
「え?」
「‥‥‥」
「‥‥‥」
私も花ちゃんも何も言えなくて、黙ってしまった。
壮さんだけがニコニコと笑っていた。
「なあ、壮」
「ん?」
「お前、花さんと結婚する?」
「うおっ!何で知ってんだよ。これから言おうと思ってたのに」
「…花さんは、もしかして美琴の大学の先輩?」
「…はい」
「そっか…」
コウさんは少し俯いてすぐに顔を上げた。
「すごい偶然だよね、驚いたよ」
と言って微笑んだ。
コウさんの爽やかな営業スマイルだった。
「コウさん!」
「ん?どした?」
思わず、作られた微笑みを浮かべるコウさんの名前を呼んでしまった。
「あの‥‥」
「うん」
ちゃんと伝えなくちゃ。
今、コウさんの中に芽生えているはずの疑いを消したい。だって、私は、
「私はコウさんが好きだから!」
コウさんは驚いたように私を見つめた。
私はなぜか泣きそうになってしまった。
「ええ?なに?どうしたの?」
困惑する壮さんの腕を花ちゃんが引っ張った。
「…うん。分かってる」
コウさんは困ったように微笑んで、ポンポンと頭をなでた。
「すまん、壮。飯はまたにしてもいいか?」
「え、あー、うん。いいけど」
「ごめんな。
壮、花さん。ご結婚おめでとう!今度またお祝いさせて」
にっこりと笑ったコウさんと私は二人に手を振って車に向かった。
勝ち試合とは思えないほど車内は静かだった。
コウさんも好きだと言ったバンドの音楽が楽しげな音楽を奏でていた。
弟もどこにも売ってないって言ってた」
「え?」
「‥‥‥」
「‥‥‥」
私も花ちゃんも何も言えなくて、黙ってしまった。
壮さんだけがニコニコと笑っていた。
「なあ、壮」
「ん?」
「お前、花さんと結婚する?」
「うおっ!何で知ってんだよ。これから言おうと思ってたのに」
「…花さんは、もしかして美琴の大学の先輩?」
「…はい」
「そっか…」
コウさんは少し俯いてすぐに顔を上げた。
「すごい偶然だよね、驚いたよ」
と言って微笑んだ。
コウさんの爽やかな営業スマイルだった。
「コウさん!」
「ん?どした?」
思わず、作られた微笑みを浮かべるコウさんの名前を呼んでしまった。
「あの‥‥」
「うん」
ちゃんと伝えなくちゃ。
今、コウさんの中に芽生えているはずの疑いを消したい。だって、私は、
「私はコウさんが好きだから!」
コウさんは驚いたように私を見つめた。
私はなぜか泣きそうになってしまった。
「ええ?なに?どうしたの?」
困惑する壮さんの腕を花ちゃんが引っ張った。
「…うん。分かってる」
コウさんは困ったように微笑んで、ポンポンと頭をなでた。
「すまん、壮。飯はまたにしてもいいか?」
「え、あー、うん。いいけど」
「ごめんな。
壮、花さん。ご結婚おめでとう!今度またお祝いさせて」
にっこりと笑ったコウさんと私は二人に手を振って車に向かった。
勝ち試合とは思えないほど車内は静かだった。
コウさんも好きだと言ったバンドの音楽が楽しげな音楽を奏でていた。