エリート御曹司の溺愛に甘く蕩かされました
精神的な疲れのせいか、あまり食欲がない。今日のランチは、おろし蕎麦の小サイズにした。
注文カウンターで蕎麦の載ったトレイを受け取り、沙希と円香さんのいる席へ向かう。
「乃愛、今日は遅かったね……って、元気なさそうだけど大丈夫? また貧血になっちゃった?」
心配そうな顔の沙希に、作り笑いをして答える。
「大丈夫だよ。仕事が立て込んで、ちょっと疲れただけだから」
「そっか、色んな企画が同時進行しているもんね。お疲れさま」
すると、円香さんが興味津々といった視線を向けてきた。
「Ange Premierのサンプルが上がってきたんでしょ? いいなぁ、私も見たかったな」
「とても素敵な仕上がりでしたよ。プラチナだと、より品がありますよね」
私の言葉に、沙希も目を輝かせた。
「プラチナのダイヤモンドリング、憧れちゃうよね〜。私も婚約指輪と結婚指輪は、Ange Premierにしよっかなぁ」
すかさず、円香さんのツッコミが入る。
「沙希ちゃんは、まずは相手を見つけないとね」
「ですよね〜。どっかに良い人いないかな~」
おどけてキョロキョロと辺りを見回す沙希。明るいふたりとの会話に、さっきのモヤモヤが薄まってゆく。
このまま気持ちを切り替えられたら良かったのだけど、
「私、Ange Premierのデザイナーが来社するところを見たわよ。篠崎葵さん、とんでもない美女よねぇ! 大人の色気がすごかったわ」
円香さんが篠崎さんの話題を出したので、私の心にサッと影が差した。
注文カウンターで蕎麦の載ったトレイを受け取り、沙希と円香さんのいる席へ向かう。
「乃愛、今日は遅かったね……って、元気なさそうだけど大丈夫? また貧血になっちゃった?」
心配そうな顔の沙希に、作り笑いをして答える。
「大丈夫だよ。仕事が立て込んで、ちょっと疲れただけだから」
「そっか、色んな企画が同時進行しているもんね。お疲れさま」
すると、円香さんが興味津々といった視線を向けてきた。
「Ange Premierのサンプルが上がってきたんでしょ? いいなぁ、私も見たかったな」
「とても素敵な仕上がりでしたよ。プラチナだと、より品がありますよね」
私の言葉に、沙希も目を輝かせた。
「プラチナのダイヤモンドリング、憧れちゃうよね〜。私も婚約指輪と結婚指輪は、Ange Premierにしよっかなぁ」
すかさず、円香さんのツッコミが入る。
「沙希ちゃんは、まずは相手を見つけないとね」
「ですよね〜。どっかに良い人いないかな~」
おどけてキョロキョロと辺りを見回す沙希。明るいふたりとの会話に、さっきのモヤモヤが薄まってゆく。
このまま気持ちを切り替えられたら良かったのだけど、
「私、Ange Premierのデザイナーが来社するところを見たわよ。篠崎葵さん、とんでもない美女よねぇ! 大人の色気がすごかったわ」
円香さんが篠崎さんの話題を出したので、私の心にサッと影が差した。