100日後、キミのいない世界で生きていく
莉久は「バレたか」みたいな顔で自分の靴箱から上履きを取り出していた。
こういう女子同士のいざこざは莉久は面倒くさいから嫌いなはずだ。
それにわかっていた。私みたいな平凡な女子が莉久の彼女になるということは、今まで莉久と仲良くしていた美人な先輩たちから妬まれるだろうことは。
「…まさか私と付き合ってるのに、美人な先輩と関係続けてるとかないよね?そのせいで嫌がらせされてるとか」
「いやーさすがに。ちょうど彼女が途切れてた時だから、まだ誰とも付き合ってねぇよ」
「…まだ?」
莉久があからさまに「やべ」と自分の口を押さえていた。
「これから浮気するつもりなの?…さいってー」
「いやいや。陽菜乃と付き合ってんのに浮気はしねぇよ」
「…最大で三股してたくせに」
「あれは…中一のまだガキだった頃の話だろー。あの時はバレて大変で、もう二度としないと誓ったんだよ。最近は本当にしてないって」
ほら行くよ、と腕を引かれ思わず「え?」と戸惑った声が出る。
「ちょっと。私まだ…」
「上履きは後で探しとくから。職員室にスリッパ借りに行くぞ」
こういう女子同士のいざこざは莉久は面倒くさいから嫌いなはずだ。
それにわかっていた。私みたいな平凡な女子が莉久の彼女になるということは、今まで莉久と仲良くしていた美人な先輩たちから妬まれるだろうことは。
「…まさか私と付き合ってるのに、美人な先輩と関係続けてるとかないよね?そのせいで嫌がらせされてるとか」
「いやーさすがに。ちょうど彼女が途切れてた時だから、まだ誰とも付き合ってねぇよ」
「…まだ?」
莉久があからさまに「やべ」と自分の口を押さえていた。
「これから浮気するつもりなの?…さいってー」
「いやいや。陽菜乃と付き合ってんのに浮気はしねぇよ」
「…最大で三股してたくせに」
「あれは…中一のまだガキだった頃の話だろー。あの時はバレて大変で、もう二度としないと誓ったんだよ。最近は本当にしてないって」
ほら行くよ、と腕を引かれ思わず「え?」と戸惑った声が出る。
「ちょっと。私まだ…」
「上履きは後で探しとくから。職員室にスリッパ借りに行くぞ」