あれからの僕達が。
「はぁっ?
なにそれ?
一体、どんな事をすれば、そんな事になっちゃうわけ?」


ありえない。


ドラマや小説じゃないんだから、そんな事が現実にあるなんて信じられない僕は、緑風の話の内容に、まったく実感をもって聞くことが出来なかった。


「んー。
まぁ、な。
俺達にとっちゃ、そんなにあり得ない話でもないんだけどな。
滅多には起こらないけど。」


「そんな事件がしょっちゅう起こってたらダメだよっ!」


僕の緑風がそんな事にしょっちゅう巻き込まれているなんて、考えただけで背中が寒くなる。
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