俺の彼女は高校教師
喧嘩にもならない突っ込み合いをしながら母ちゃんが帰ってくるのを待っております。 腹減ったよーーーー。
ようやく母ちゃんが帰ってきたのは7時過ぎ。 事務所が忙しくて帰れなかったんだって。
「来週さあ、選挙が始まるのよ。 だから糞忙しくて、、、。」
「大変だねえ。」 「しょうがないの。 勤めちゃったから。」
そう言いながら夕食の準備を始めるのですが、、、。 「大根買ってきて。」
「今から?」 「そうなの。 無いから買ってきて。」
「しょうがねえなあ、、、。」 「ショウガは有るからいいわよ。」
「そうじゃなくて、、、。」 俺が玄関に出ると、、、。
「父ちゃんのビールも買ってきてねえ‼」って大きな声が聞こえた。 「ちきしょうめ、、、。」
スーパーはなんとまあ魚屋の向かいなんですわ。 何でまたこんな時間に魚屋まで?
ブツブツ言いながら歩いているとメールが飛んできた。
『ねえねえ弘明さん 今何処?』
『弘明さん? 誰に抜かしてんだよ?』
『あなたよ。 あなた。 今何処?』
『もうすぐお前んちの前だけど、、、。』 (やべえ、書いちゃった。)
『私に会いに来たのね? 嬉しいわーーーーー。』
『スーパーに行くんだよ。 馬鹿。』
『ワーーー、また私を馬鹿にしたなあ?』
『馬鹿にしなきゃ何にするんだよ? 馬鹿。』
『私は弘明君のお嫁さんなのよ。 分かってらっしゃるかしら?』
『きも、、、。』 そう書いた瞬間、電柱に激突した。
「いてえーーーーーーー!」 その様子を何処で見ていたのか香澄が飛んできた。
「大丈夫?」 「うわ、来やがった。」
「来やがったは無いでしょう? これでも心配してるんだから。」 「はいはいどうもどうも。 買い物に行くんでお前に絡んでる暇は無いの。」
「私も一緒に行くわ。」 「何で一緒に行くんだよ? 馬鹿。」
「また私を馬鹿にしたなあ。 許さないんだからーーーーー。」 そんなわけでスーパーに入ってもまだまだ追いかけっこをしてるのであります。
大根とビールを篭に入れてレジへ、、、。 (ん?)
レジに立っているのは美和? そんなはずは無いなあ。
でもなんか髪型もよく似てるしこの人は誰なんだろう? 「こんばんは。 美和がお世話になってます。」
その人が不意に挨拶してきた。 「え?」
「私、美和の姉です。 よろしく。」 「あ、ああ、、、、。 どうも。」
店を出ても何だかキツネにつままれたような変な感じ。 後ろを付いてくる香澄の声も聞こえていない。
「ねえねえ、聞いてるの?」 そう言って肩を叩いてくるからやっと目が覚めた。
「どうしたのよ?」 「さっきの、、、。」
「ああ、あの人ね。 あの人は高橋先生のお姉さんよ。」 「そうなのか。」
「もしかしてう、わ、き?」 「そんなんじゃねえよ。 馬鹿。」
「また馬鹿にした。 お父さんに怒ってもらうからねえ。」 「勝手にしろ。」
夜道を歩いていく。 (美和ってお姉さんが居たんだ。 よく似てるよなあ。)
外車が走っていった。 あのお姉さんも車に乗ってるのかなあ?
美和がフェアレディーだからもしかしてフェラーリくらい持ってるかもなあ。 そんな夢を見ながら我が家の玄関を入る。
母ちゃんたちは車なんて持ってない。 遠くまでは行かないんだから無くてもいいんだって。
しかしまあ美和にも姉ちゃんが居たんだなあ。 初耳だぞ。
ってか、そこまで知る必要も無いか。 結婚するんだったら知っておいたほうがいいけど、、、。
「おやおやお帰り。 ありがとね。」 「軽いもんだなあ。」
「あんたはまだまだ子供なんだからおとなしくしてなさい。」 「へいへい。」
って部屋に戻ってきたら床に寝転がる。 このまんま寝ちまいそうだけど、、、。
10分ほどしてスマホの音で俺は目を覚ました。 「誰だよ?」
『3回戦に進むことが出来たわ。 もうちょっと帰るのが遅くなりそう。
待っててね。😘』
「うわ、美和じゃねえか。 キス付きだ。」 俺は思わず飛び上がりそうになった。
だってだってだって美和がキス付きのメールをしてくるんだもん。 でもこんなんでいいのか?
「おーい、飯だぞ!」 やばいやばい、父さんが叫んでる。
でも何か急に浮かれてるもんだから階段を踏み外してしまった。 「いってえ!」
「弘明、大丈夫か?」 「大丈夫大丈夫。 折れてないから。」
「そんなことは聞いてないんだけど、、、。」 「いいのいいの。 ほっといて。」
「変なやつだなあ。」 父さんはビールを飲みながら不思議そうな眼で俺を見ていた。
その俺はと言うとキスマーク付きのメールを見てしまったもんだから宙に浮いた気分でありまーーーす。 だから母ちゃんたちの話も耳に入ってこないのよ。
さっさと食べ終わって部屋に戻るとさっきのメールを確認。 (返信しなきゃな。)
『やったねえ。 帰ったらお祝いするよ。』
送信相手を間違えないように確認して送信ボタンをポチっとな。 洗面器メカ発進‼
違うってばよ。 なんか舞い上がってるなあ。
『嬉しいなあ。 お祝いしてくれるの?
楽しみにしてるね。✌』
美和も楽しそうだなあ。 旅行気分なのかな?
でもまあいいか。 優勝したら大変だぞ こりゃ。
翌木曜日もうちのクラスは通常運転であります。 今日の数学は自習になったみたい。
教科書を睨みながらそれ相応に「勉強してます。」っていう格好だけはしてますよ。 じゃないと生徒指導部がうるさいからね。
終了のチャイムが鳴るととたんにいつもの大騒ぎが始まる。 「弘明君 昨日は何をしてたの?」
「寝てたのよ。」 「それだけ?」
「そうですけど何か?」 「何か良からぬことでも考えてたんじゃないのかなあ?」
「お前とは違うんだから一緒にするなよ。 馬鹿。」 「また私を馬鹿にした。」
「許さないんだからーーーーーー。」 律子が香澄の真似をする。
「許す。」 「えーーーーーー?」
その反応にみんながずっこけた。 「香澄ちゃん 空気読んでよ。」
「どうやって読むの?」 「あのねえ、、、。」
香澄の頓珍漢な答えに律子は蒼くなった。 (もしかしてほんとに馬鹿?)
「いやいや香澄様 さすがはご名答で。」 「何よ その褒め方?」
「だって、あそこまで馬鹿だとは誰も思ってなかったから。」 「ひどーーーーい。 みんなして私を馬鹿にするのね?」
「よく高校生になられましたこと。」 「もういいわよ。 話し掛けないで。」
「怒っちゃったわねえ。」 「そりゃあ怒るよ。」
とか何とか言いながら昼休みもあれやこれやとお喋りをしております。 何だいこいつらは?
俺はと言うと昨日のキスメールが忘れられなくてウロウロしておりますよ。 ああ、どうしよう?
これで美和が帰ってきたらフィーバーしそうだぜ。 危ない予感。
それにしても3回戦を突破したって言ってたよなあ。 あいつ、意外とやるじゃん。
最初はやれねえだろうなって思ったのに、、、。 分からんもんやなあ。
昼休み、図書館に行ってみる。 奥のテーブルで読みたい本を読んでいる。
司書のあの人もコーヒーを飲みながら部屋に籠っているらしい。 誰も来ないなあ。
と思っていたら香澄と小百合が入ってきた。 「あーーーーら、弘明君が居るじゃない。」
「あーーーーら、ひょっとこが本を読みに来たのか?」 「失礼ね。 ひょっとこじゃないわよ。」
「じゃあお多福か?」 「あんなデブじゃないから。」
「ひどいなあ。 神様にデブだって。」 「いいのいいの。 ほっといて。」
小百合も本を探しているようですが、、、。 「うーーーん、分かんない。」
「何探してんの?」 「松本泰明のあの本だよ。」
「松本泰明ねえ。 ほら、、、。」 「弘明君 すごーーーーーい。」
「さすがはお宅。」 「何だよ?」
「お宅じゃなかったら分からないわよねえ。」 「お前のほうがよっぽど分からんけど、、、。」
「ひどーーーい。 そこまで馬鹿にするのね? 泣いてやるんだから。」 「いっつも笑ってるやんか。」
「ひどいひどい。 彼女に向かってそれは無いわよ。 ねえ、小百合ちゃん。」 「そうかなあ? 分かる気がする。」
「小百合ちゃんまでーーーーーー。」 「静かにしましょうねえ。 みんな本を読んでるんだから。」
「みんなって二人しか居ないじゃない。」 「二人でもみんななの。 分かってないなあ。」
何処まで行っても突っ込まれまくる香澄であります。 こんなんで大丈夫なのかなあ?
ようやく母ちゃんが帰ってきたのは7時過ぎ。 事務所が忙しくて帰れなかったんだって。
「来週さあ、選挙が始まるのよ。 だから糞忙しくて、、、。」
「大変だねえ。」 「しょうがないの。 勤めちゃったから。」
そう言いながら夕食の準備を始めるのですが、、、。 「大根買ってきて。」
「今から?」 「そうなの。 無いから買ってきて。」
「しょうがねえなあ、、、。」 「ショウガは有るからいいわよ。」
「そうじゃなくて、、、。」 俺が玄関に出ると、、、。
「父ちゃんのビールも買ってきてねえ‼」って大きな声が聞こえた。 「ちきしょうめ、、、。」
スーパーはなんとまあ魚屋の向かいなんですわ。 何でまたこんな時間に魚屋まで?
ブツブツ言いながら歩いているとメールが飛んできた。
『ねえねえ弘明さん 今何処?』
『弘明さん? 誰に抜かしてんだよ?』
『あなたよ。 あなた。 今何処?』
『もうすぐお前んちの前だけど、、、。』 (やべえ、書いちゃった。)
『私に会いに来たのね? 嬉しいわーーーーー。』
『スーパーに行くんだよ。 馬鹿。』
『ワーーー、また私を馬鹿にしたなあ?』
『馬鹿にしなきゃ何にするんだよ? 馬鹿。』
『私は弘明君のお嫁さんなのよ。 分かってらっしゃるかしら?』
『きも、、、。』 そう書いた瞬間、電柱に激突した。
「いてえーーーーーーー!」 その様子を何処で見ていたのか香澄が飛んできた。
「大丈夫?」 「うわ、来やがった。」
「来やがったは無いでしょう? これでも心配してるんだから。」 「はいはいどうもどうも。 買い物に行くんでお前に絡んでる暇は無いの。」
「私も一緒に行くわ。」 「何で一緒に行くんだよ? 馬鹿。」
「また私を馬鹿にしたなあ。 許さないんだからーーーーー。」 そんなわけでスーパーに入ってもまだまだ追いかけっこをしてるのであります。
大根とビールを篭に入れてレジへ、、、。 (ん?)
レジに立っているのは美和? そんなはずは無いなあ。
でもなんか髪型もよく似てるしこの人は誰なんだろう? 「こんばんは。 美和がお世話になってます。」
その人が不意に挨拶してきた。 「え?」
「私、美和の姉です。 よろしく。」 「あ、ああ、、、、。 どうも。」
店を出ても何だかキツネにつままれたような変な感じ。 後ろを付いてくる香澄の声も聞こえていない。
「ねえねえ、聞いてるの?」 そう言って肩を叩いてくるからやっと目が覚めた。
「どうしたのよ?」 「さっきの、、、。」
「ああ、あの人ね。 あの人は高橋先生のお姉さんよ。」 「そうなのか。」
「もしかしてう、わ、き?」 「そんなんじゃねえよ。 馬鹿。」
「また馬鹿にした。 お父さんに怒ってもらうからねえ。」 「勝手にしろ。」
夜道を歩いていく。 (美和ってお姉さんが居たんだ。 よく似てるよなあ。)
外車が走っていった。 あのお姉さんも車に乗ってるのかなあ?
美和がフェアレディーだからもしかしてフェラーリくらい持ってるかもなあ。 そんな夢を見ながら我が家の玄関を入る。
母ちゃんたちは車なんて持ってない。 遠くまでは行かないんだから無くてもいいんだって。
しかしまあ美和にも姉ちゃんが居たんだなあ。 初耳だぞ。
ってか、そこまで知る必要も無いか。 結婚するんだったら知っておいたほうがいいけど、、、。
「おやおやお帰り。 ありがとね。」 「軽いもんだなあ。」
「あんたはまだまだ子供なんだからおとなしくしてなさい。」 「へいへい。」
って部屋に戻ってきたら床に寝転がる。 このまんま寝ちまいそうだけど、、、。
10分ほどしてスマホの音で俺は目を覚ました。 「誰だよ?」
『3回戦に進むことが出来たわ。 もうちょっと帰るのが遅くなりそう。
待っててね。😘』
「うわ、美和じゃねえか。 キス付きだ。」 俺は思わず飛び上がりそうになった。
だってだってだって美和がキス付きのメールをしてくるんだもん。 でもこんなんでいいのか?
「おーい、飯だぞ!」 やばいやばい、父さんが叫んでる。
でも何か急に浮かれてるもんだから階段を踏み外してしまった。 「いってえ!」
「弘明、大丈夫か?」 「大丈夫大丈夫。 折れてないから。」
「そんなことは聞いてないんだけど、、、。」 「いいのいいの。 ほっといて。」
「変なやつだなあ。」 父さんはビールを飲みながら不思議そうな眼で俺を見ていた。
その俺はと言うとキスマーク付きのメールを見てしまったもんだから宙に浮いた気分でありまーーーす。 だから母ちゃんたちの話も耳に入ってこないのよ。
さっさと食べ終わって部屋に戻るとさっきのメールを確認。 (返信しなきゃな。)
『やったねえ。 帰ったらお祝いするよ。』
送信相手を間違えないように確認して送信ボタンをポチっとな。 洗面器メカ発進‼
違うってばよ。 なんか舞い上がってるなあ。
『嬉しいなあ。 お祝いしてくれるの?
楽しみにしてるね。✌』
美和も楽しそうだなあ。 旅行気分なのかな?
でもまあいいか。 優勝したら大変だぞ こりゃ。
翌木曜日もうちのクラスは通常運転であります。 今日の数学は自習になったみたい。
教科書を睨みながらそれ相応に「勉強してます。」っていう格好だけはしてますよ。 じゃないと生徒指導部がうるさいからね。
終了のチャイムが鳴るととたんにいつもの大騒ぎが始まる。 「弘明君 昨日は何をしてたの?」
「寝てたのよ。」 「それだけ?」
「そうですけど何か?」 「何か良からぬことでも考えてたんじゃないのかなあ?」
「お前とは違うんだから一緒にするなよ。 馬鹿。」 「また私を馬鹿にした。」
「許さないんだからーーーーーー。」 律子が香澄の真似をする。
「許す。」 「えーーーーーー?」
その反応にみんながずっこけた。 「香澄ちゃん 空気読んでよ。」
「どうやって読むの?」 「あのねえ、、、。」
香澄の頓珍漢な答えに律子は蒼くなった。 (もしかしてほんとに馬鹿?)
「いやいや香澄様 さすがはご名答で。」 「何よ その褒め方?」
「だって、あそこまで馬鹿だとは誰も思ってなかったから。」 「ひどーーーーい。 みんなして私を馬鹿にするのね?」
「よく高校生になられましたこと。」 「もういいわよ。 話し掛けないで。」
「怒っちゃったわねえ。」 「そりゃあ怒るよ。」
とか何とか言いながら昼休みもあれやこれやとお喋りをしております。 何だいこいつらは?
俺はと言うと昨日のキスメールが忘れられなくてウロウロしておりますよ。 ああ、どうしよう?
これで美和が帰ってきたらフィーバーしそうだぜ。 危ない予感。
それにしても3回戦を突破したって言ってたよなあ。 あいつ、意外とやるじゃん。
最初はやれねえだろうなって思ったのに、、、。 分からんもんやなあ。
昼休み、図書館に行ってみる。 奥のテーブルで読みたい本を読んでいる。
司書のあの人もコーヒーを飲みながら部屋に籠っているらしい。 誰も来ないなあ。
と思っていたら香澄と小百合が入ってきた。 「あーーーーら、弘明君が居るじゃない。」
「あーーーーら、ひょっとこが本を読みに来たのか?」 「失礼ね。 ひょっとこじゃないわよ。」
「じゃあお多福か?」 「あんなデブじゃないから。」
「ひどいなあ。 神様にデブだって。」 「いいのいいの。 ほっといて。」
小百合も本を探しているようですが、、、。 「うーーーん、分かんない。」
「何探してんの?」 「松本泰明のあの本だよ。」
「松本泰明ねえ。 ほら、、、。」 「弘明君 すごーーーーーい。」
「さすがはお宅。」 「何だよ?」
「お宅じゃなかったら分からないわよねえ。」 「お前のほうがよっぽど分からんけど、、、。」
「ひどーーーい。 そこまで馬鹿にするのね? 泣いてやるんだから。」 「いっつも笑ってるやんか。」
「ひどいひどい。 彼女に向かってそれは無いわよ。 ねえ、小百合ちゃん。」 「そうかなあ? 分かる気がする。」
「小百合ちゃんまでーーーーーー。」 「静かにしましょうねえ。 みんな本を読んでるんだから。」
「みんなって二人しか居ないじゃない。」 「二人でもみんななの。 分かってないなあ。」
何処まで行っても突っ込まれまくる香澄であります。 こんなんで大丈夫なのかなあ?