俺の彼女は高校教師
いつものように交差点まで猛ダッシュ。 いい加減に疲れるんだけど、、、。
「たまにはゆっくり行こうよ。」 「いっつもゆっくり来てますけど、、、。」
「何よ? こんなに走らせておいて。」 「お前は短足だからなあ。」
「弘明君だって短いじゃないよ。」 「ああ、そうだ。」
「だからって走らなくてもいいでしょう? マラソンランナーにでもなる気なの?」 「お前が遅いから走ってんだよ。 馬鹿。」
「また私を馬鹿にした。」 「いいじゃん。 いつものことだ。」
「あのねえ、いい加減許さないんだからーーーー。」 「始まった。」
俺は香澄が騒いでいるのを聞きながらコンビニへ飛び込んだ。 「また最中ですか?」
「そうなんだよ。 あいつがうるさくて。」 「大変ですねえ。」
バイト君に見送られながら外へ出て香澄に最中を渡す。 「お嬢様 貢物ですわよ。」
「だからさあ、、、。」 「文句を言う前に食っちまえ。」
「う、うん。」 最中を食べてる間だけは静かなんだよなあ いっつも。
「ねえ律子、あの二人 やっぱりおかしいよ。」 「いいのいいの。 あれが普通なんだから。」
「そうなの? でもやっぱおかしいよ。」 「またと無い珍しいカップルを見せてもらってるのよ。 有り難いじゃない。」
「りっちゃんまで、、、。」 小百合はどうも腑に落ちない顔で俺たちを見ているらしい。
確かにそうだろうなあ。 喧嘩しながらこうしてベタベタくっ付いてるんだから。 あんだけの喧嘩をしたらいい加減別れてもいいんだけど、、、。
そもそも俺たちは付き合う付き合わないって話をしたことが無い。 同じ学校に通ってただただ仲良くしてきただけ。
俺にとってはただの仲のいい友達、、、、、のはずだけどあいつには、、、、。 知らねえ間に彼氏になっちゃってるんだよなあ。
これで美和と結婚したらどうなるんだろう? 末恐ろしい予感がするなあ。
ホームにやってきた。 律子は軽く香澄とも挨拶を交わして反対側へ行ってしまった。
「ねえねえ宏明君。 高橋先生とはエッチしたの?」 「してねえけど何か?」
「聞いてみただけ。」 「もしかして高橋先生より先にエッチしたいって思ってる?」
「う、うん。 ちょいちょいちょい、そんなこと、、、。」 「白状したな お前?」
「やだやだやだ、攻めないでよ。」 「攻めてないけど。」
「もう。 攻めないでよ。 まったく。」 「香澄ーーー、面白くなーーーーーい。」
「ほらほら律子にまで笑われてるぞ。」 「弘明君が引っ掛けるから悪いんだからね。 責任取ってよ。」
「何でだよ? 勝手に引っ掛かっておいて。」 「勝手には無いでしょう? 勝手には。」
そう言いながら香澄は飛び込んでくるんです。 「好きなのか嫌いなのかはっきりしろよ。」
「大好きよーーー。」 「その顔でか?」
「いいでしょう? この顔で。」 「パンダみたいだなあ。」
「私 あんな白黒饅頭じゃないから。」 「白黒饅頭じゃない。 完璧に。」
「何処をどう見たらそう言えるのよ?」 「まあまあ落ち着いて。」
「あのねえ、怒らせといてそれは無いわよね?」 「電車が来たんだってばよ。」
「ワワワワ、乗り遅れるーーーー。」 とは言ったものの、香澄の目の前でドアが閉まってしまった。
今日は静かに乗ってられるなあ。 寝ちまいそうで怖いんだけど、、、。
窓の外を眺めてみる。 夕焼けがきれいだ。
明日もいい天気だな たぶん。 でもこの頃はよく分かんねえからなあ。
そこへメールが飛んできた。
『弘明君 香澄ちゃんが乗り遅れたって言うから送ってくね。』
(ゲ、美和の車に乗ってやがんのか。) でも変。
乗ってるとしたらメールは出来ないよなあ。 だってそんな仲だってばれちゃうじゃん。
終わったな。 俺はそう思った。
その頃、香澄は学校に戻っていて美和が車を昇降口に停めるのを待っていた。 「お待たせ。」
「かっこいい車だなあ。」 美和が助手席のドアを開ける。。
「乗っていいわよ。」 美和も明るく笑い掛ける。
「お願いしまーす。」 フェアレディーの助手席に座った香澄はどっか舞い上がっている。 いつもは軽トラにしか乗ってないからかも?
「緊張してるの?」 「だって初めてだから、、、。」
「そっか。 この車にはあんまり乗せないからなあ。」 「弘明君は?」
「そうねえ。 まだまだ乗ったこと無いわよ。」 「うっそーーー。 一度や二度は有るでしょう?」
「そう見える?」 「何回か先生の家にも遊びに行ったんじゃないの?」
(ギク、、、。) 「たまにはそんなこともしたいわねえ。」
「ああ、ごまかした。」 「さてここから飛ばすわよ。」
駅通りから脇に逸れて美和はアクセルを踏み込む。 エンジンの唸りが聞こえる。
まるで頭文字bの世界ですねえ。 かっこいいかも?
やがて魚屋のでっかい看板が見えてきた。 「もうすぐね。」
「ありがとうございます。」 「弘明君と喧嘩でもしたの?」
「喧嘩はいつものことだから。」 「でもそれで電車に遅れたんじゃ大変じゃない?」
「初めてなんです こうなったのも。」 「そっか。 私からも注意しとくね。」
「ありがとうございます。」 家の近くに美和は車を停めた。 「教師に送らせたなんてばれたらまずいでしょう?」
「そんなことは無いと思うけど、、、。」 「じゃあまた明日ね。」
手を振って美和は車を走らせる。 「かっこいいなあ。」
香澄はなぜかその後ろ姿に魅了されるのでありました。
『高橋先生に送ってもらったよーーーーーーーーーーだ。』
「何だい、こいつ?」 俺は不思議な思いでメールを読んだ。
そしたらまたメールが飛んできた。
『香澄ちゃんを家まで送ったわよ。 喧嘩するのもいいけど程々にね。』
(あんにゃろう、喧嘩してることも喋ったのかよ。) 苦笑しながらメールを返す。
『喧嘩っていうほどの喧嘩でもないよ。 ただ突っ込み合いをしてるだけだから。』
『そのようには見えなかったわよ。 真剣なのね 香澄ちゃんも。』
『あいつはそうかもしれないけど俺は別に何とも思ってないよ。』
『そうかなあ? 香澄ちゃんは本気なのよ。 知ってる?』
『そりゃさあ13年もくっ付いてるんだからそれくらいは知ってるよ。 でも今は美和が、、、。』
『そうよね。 香澄ちゃんには悪いけど、、、。』
『だからさあ、どうやって離れるかって考えてるんだ。 あいつはぞっこんだからさあ。』
『これからが大事よ。 就職とかいろいろと入ってくるんだし、、、。』
『分かった。 刺激しないように気を付けるよ。』
なんとか美和にメールを返して食堂へ。 母ちゃんは今夜も上機嫌。
家族揃って夕食でーす。 でもなぜか香澄のことが気になって、、、。
あの行方不明事件以後、妙に香澄が俺にくっ付いてくるんだよなあ。 何か有るのか?
それに律子たちも香澄をすごーーーーーく突っついてるみたいだし、、、もっと穏やかにやってくれないかなあ?
男の俺としては香澄とどう向き合っていけばいいのか分からなくなってきてるんだ。 美和のことも有るしね。
そんなことを考えながら風呂に入っているとまたまたサッシが開いた。 姉ちゃんが入ってきた。
「弘明さあ、香澄ちゃんとはうまくやってる?」 「何とかね。」
「そうかなあ?」 「考えることも多いけどさ、、、。」
「ふーん、、、。 俺悩んでますって顔に書いてあるわよ。」 (ギク、、、。)
「図星だな? 喋っちゃいなさいよ。」 あの丸っこい顔で見詰められたら喋らずにはいられなくなるんだ 不思議にも。
「たまにはゆっくり行こうよ。」 「いっつもゆっくり来てますけど、、、。」
「何よ? こんなに走らせておいて。」 「お前は短足だからなあ。」
「弘明君だって短いじゃないよ。」 「ああ、そうだ。」
「だからって走らなくてもいいでしょう? マラソンランナーにでもなる気なの?」 「お前が遅いから走ってんだよ。 馬鹿。」
「また私を馬鹿にした。」 「いいじゃん。 いつものことだ。」
「あのねえ、いい加減許さないんだからーーーー。」 「始まった。」
俺は香澄が騒いでいるのを聞きながらコンビニへ飛び込んだ。 「また最中ですか?」
「そうなんだよ。 あいつがうるさくて。」 「大変ですねえ。」
バイト君に見送られながら外へ出て香澄に最中を渡す。 「お嬢様 貢物ですわよ。」
「だからさあ、、、。」 「文句を言う前に食っちまえ。」
「う、うん。」 最中を食べてる間だけは静かなんだよなあ いっつも。
「ねえ律子、あの二人 やっぱりおかしいよ。」 「いいのいいの。 あれが普通なんだから。」
「そうなの? でもやっぱおかしいよ。」 「またと無い珍しいカップルを見せてもらってるのよ。 有り難いじゃない。」
「りっちゃんまで、、、。」 小百合はどうも腑に落ちない顔で俺たちを見ているらしい。
確かにそうだろうなあ。 喧嘩しながらこうしてベタベタくっ付いてるんだから。 あんだけの喧嘩をしたらいい加減別れてもいいんだけど、、、。
そもそも俺たちは付き合う付き合わないって話をしたことが無い。 同じ学校に通ってただただ仲良くしてきただけ。
俺にとってはただの仲のいい友達、、、、、のはずだけどあいつには、、、、。 知らねえ間に彼氏になっちゃってるんだよなあ。
これで美和と結婚したらどうなるんだろう? 末恐ろしい予感がするなあ。
ホームにやってきた。 律子は軽く香澄とも挨拶を交わして反対側へ行ってしまった。
「ねえねえ宏明君。 高橋先生とはエッチしたの?」 「してねえけど何か?」
「聞いてみただけ。」 「もしかして高橋先生より先にエッチしたいって思ってる?」
「う、うん。 ちょいちょいちょい、そんなこと、、、。」 「白状したな お前?」
「やだやだやだ、攻めないでよ。」 「攻めてないけど。」
「もう。 攻めないでよ。 まったく。」 「香澄ーーー、面白くなーーーーーい。」
「ほらほら律子にまで笑われてるぞ。」 「弘明君が引っ掛けるから悪いんだからね。 責任取ってよ。」
「何でだよ? 勝手に引っ掛かっておいて。」 「勝手には無いでしょう? 勝手には。」
そう言いながら香澄は飛び込んでくるんです。 「好きなのか嫌いなのかはっきりしろよ。」
「大好きよーーー。」 「その顔でか?」
「いいでしょう? この顔で。」 「パンダみたいだなあ。」
「私 あんな白黒饅頭じゃないから。」 「白黒饅頭じゃない。 完璧に。」
「何処をどう見たらそう言えるのよ?」 「まあまあ落ち着いて。」
「あのねえ、怒らせといてそれは無いわよね?」 「電車が来たんだってばよ。」
「ワワワワ、乗り遅れるーーーー。」 とは言ったものの、香澄の目の前でドアが閉まってしまった。
今日は静かに乗ってられるなあ。 寝ちまいそうで怖いんだけど、、、。
窓の外を眺めてみる。 夕焼けがきれいだ。
明日もいい天気だな たぶん。 でもこの頃はよく分かんねえからなあ。
そこへメールが飛んできた。
『弘明君 香澄ちゃんが乗り遅れたって言うから送ってくね。』
(ゲ、美和の車に乗ってやがんのか。) でも変。
乗ってるとしたらメールは出来ないよなあ。 だってそんな仲だってばれちゃうじゃん。
終わったな。 俺はそう思った。
その頃、香澄は学校に戻っていて美和が車を昇降口に停めるのを待っていた。 「お待たせ。」
「かっこいい車だなあ。」 美和が助手席のドアを開ける。。
「乗っていいわよ。」 美和も明るく笑い掛ける。
「お願いしまーす。」 フェアレディーの助手席に座った香澄はどっか舞い上がっている。 いつもは軽トラにしか乗ってないからかも?
「緊張してるの?」 「だって初めてだから、、、。」
「そっか。 この車にはあんまり乗せないからなあ。」 「弘明君は?」
「そうねえ。 まだまだ乗ったこと無いわよ。」 「うっそーーー。 一度や二度は有るでしょう?」
「そう見える?」 「何回か先生の家にも遊びに行ったんじゃないの?」
(ギク、、、。) 「たまにはそんなこともしたいわねえ。」
「ああ、ごまかした。」 「さてここから飛ばすわよ。」
駅通りから脇に逸れて美和はアクセルを踏み込む。 エンジンの唸りが聞こえる。
まるで頭文字bの世界ですねえ。 かっこいいかも?
やがて魚屋のでっかい看板が見えてきた。 「もうすぐね。」
「ありがとうございます。」 「弘明君と喧嘩でもしたの?」
「喧嘩はいつものことだから。」 「でもそれで電車に遅れたんじゃ大変じゃない?」
「初めてなんです こうなったのも。」 「そっか。 私からも注意しとくね。」
「ありがとうございます。」 家の近くに美和は車を停めた。 「教師に送らせたなんてばれたらまずいでしょう?」
「そんなことは無いと思うけど、、、。」 「じゃあまた明日ね。」
手を振って美和は車を走らせる。 「かっこいいなあ。」
香澄はなぜかその後ろ姿に魅了されるのでありました。
『高橋先生に送ってもらったよーーーーーーーーーーだ。』
「何だい、こいつ?」 俺は不思議な思いでメールを読んだ。
そしたらまたメールが飛んできた。
『香澄ちゃんを家まで送ったわよ。 喧嘩するのもいいけど程々にね。』
(あんにゃろう、喧嘩してることも喋ったのかよ。) 苦笑しながらメールを返す。
『喧嘩っていうほどの喧嘩でもないよ。 ただ突っ込み合いをしてるだけだから。』
『そのようには見えなかったわよ。 真剣なのね 香澄ちゃんも。』
『あいつはそうかもしれないけど俺は別に何とも思ってないよ。』
『そうかなあ? 香澄ちゃんは本気なのよ。 知ってる?』
『そりゃさあ13年もくっ付いてるんだからそれくらいは知ってるよ。 でも今は美和が、、、。』
『そうよね。 香澄ちゃんには悪いけど、、、。』
『だからさあ、どうやって離れるかって考えてるんだ。 あいつはぞっこんだからさあ。』
『これからが大事よ。 就職とかいろいろと入ってくるんだし、、、。』
『分かった。 刺激しないように気を付けるよ。』
なんとか美和にメールを返して食堂へ。 母ちゃんは今夜も上機嫌。
家族揃って夕食でーす。 でもなぜか香澄のことが気になって、、、。
あの行方不明事件以後、妙に香澄が俺にくっ付いてくるんだよなあ。 何か有るのか?
それに律子たちも香澄をすごーーーーーく突っついてるみたいだし、、、もっと穏やかにやってくれないかなあ?
男の俺としては香澄とどう向き合っていけばいいのか分からなくなってきてるんだ。 美和のことも有るしね。
そんなことを考えながら風呂に入っているとまたまたサッシが開いた。 姉ちゃんが入ってきた。
「弘明さあ、香澄ちゃんとはうまくやってる?」 「何とかね。」
「そうかなあ?」 「考えることも多いけどさ、、、。」
「ふーん、、、。 俺悩んでますって顔に書いてあるわよ。」 (ギク、、、。)
「図星だな? 喋っちゃいなさいよ。」 あの丸っこい顔で見詰められたら喋らずにはいられなくなるんだ 不思議にも。