俺の彼女は高校教師
 次の木曜日はお休みになりました。 旅行疲れをしっかり取るようにって。
そこで朝からゴロゴロしてます。 暇だねえ。
 と思っていたら机の上に何かが置いてあるのを見付けた。 「何だこれ?」
ゴソゴソと起き上がってそいつを手に取ってみる。 姉ちゃんが昨日履いていたらしいパンツではないかいな。
(あの野郎、やりやがった。) ばれても大変だからそいつをポケットの中に仕舞い込みましてまたまた床に寝転がっております。
 そこに電話が掛かってきた。 「もしもし。 宏明君?」
「違いますけど何か?」 「分かってるのよ。 宏明君。」
「何が分かってるのかなあ?」 「小百合ちゃんに吹き込んだでしょう?」
「何を?」 「私とエッチしたこと。」
「そんなこと喋るか。 馬鹿。」 「また私を馬鹿にした。」
「いいか。 俺は小百合たちには何も喋ってないぞ。」 「ほんとかなあ? ラインで回ってきたんだけど。」
「お前、寝言で言ってたらしいなあ。」 「あれは、、、。」
「それから想像すれば誰だって「あっそうか。」ってなるだろう?」 「私が悪いの?」
「自分で種を蒔いておいてそれはねえよなあ。 俺だって迷惑だし。」 「ひどーーーい。 彼女が困ってるのに助けてくれないのね?」
「だからってまた行方不明事件を起こすんじゃないぞ。」 「起こすかもよ。」
「今度は絶対に探さないからな。」 「絶対に探しに来るもん。 宏明君だって私のことが大好きなんだから。」
「グ、、、。」 「何よ? お前まだ分かってねえなあ。」
「何がよ?」 「美和が、、、じゃなくて高橋先生が言ったこと。」
「うわ、高橋先生を呼び捨てした。 美和だって、美和だって。」 「うっせえなあ。」
そう言って俺は電話を切った。 そしてのんびり寝転がっていると、、、。

 『美和先生とお幸せにねえ。 by香澄。』

なんてメールを寄越してきやがった。 あの野郎、、、。
 それからは何も無く俺は油断して居間でゴロゴロしている。 2時を過ぎた頃、、、。
「ばあ‼」といきなり香澄が入ってきた。 「ギャーーーーーー‼ 泥棒だあ!」
「失礼ねえ。 誰が泥棒よ?」 「お前だよ。 お前。」
「私? 私は香澄ちゃんよ。 ウフ。」 「きも、、、。」
「きもいってか? 宏明君 きもいって言ったわよね?」 「言ったけど何か?」
「私とエッチしたこと美和先生にばらしちゃうぞ。」 「もう知ってるけど。」
「あわわわわ、何で知ってるのよ? 意地悪‼」 「こうやってしつこく絡んでくるから喋ったんだよ。」
「泣いてやるんだからーーーーー‼」 「その前にスカートを何とかしろよ。 馬鹿。」
「え? 何? うわーーーー、変態だあ。」 香澄はどうもスカートが捲れていることにこれまで気付かなかったらしい。
 「お前、ノーパンだったんだなあ。」 「やだやだやだ。 見ないでよ。 エッチ。」
「もう遅いんだけどさあ。」 「何でもするから許して。 見ないで。」
「よーーし。 じゃあここで逆立ちしてみろ。」 「うん。 分かった。 ってお尻が丸見えになるじゃない。」
「ヘヘ、気付いたか。 気付かないと思ったんだけどなあ。」 「そこまで馬鹿じゃないから。」
「じゃあ何でノーパンなんだよ?」 「それはその、その、あの、、、。」
「誰かとやってたのか?」 「そんなんじゃないもん。 宏明君とは違うもん。」
「へえ、こないだは小百合とバトルしておいてか?」 「それはそれ。 あれはあれなの。」
「都合いいなあ お前。」 「そうよ。 私は香澄ちゃんだから。」
「ところで今日は何の用で何処から入ってきたんだ?」 「弘明君の顔を拝みたくて裏から来たわよ。」
「南無阿弥陀仏。 南無妙法蓮華経。」 「何よ?」
「拝みたいっていうから拝んでやったのよ。 ウフ、」 「きもいなあ。 私の真似しないでよ。」
「分かったか? oh、そうかそうか。 分かったか。 お前でも。」 「アホ。」
「アホちゃいまんねん。」 「パーでんねん。」
「よくお分かりで。」 「私さあ、こんな低劣の人と付き合いたくないんだけど。」
「じゃあ帰れよ。 スッポンポンデお風呂に入ってたこともばらしてやるからよ。」 「やだやだ。 それはやめて。」
「いいじゃん。 俺の勝手だろう?」 「何でもするから見逃してよ。 お願い。」
香澄が両手を合わせて擦り寄ってきた。 「しょうがねえなあ。 じゃあ5回回ってチン‼って叫べ。」
 言われたとおりに香澄は5回回って「チン‼」って大きな声で叫んだ。 それに驚いたのは帰ってきたばかりの姉ちゃんだった。
「ワオっ‼ 香澄ちゃん 脅かさないでよ。」 「だって弘明君が、、、。」
「だってもくそも無いわよ。 言われたからって何もその通りにやらなくてもいいでしょう?」 「ごめんなさい。」
「ちょっと部屋に来て。」 姉ちゃんはそのまま香澄を連れ去ってしまった。
 香澄が居ない居間では俺が一人でコーヒーを飲んでおります。 「俺も上に上がるか。」
階段を上がっていると姉ちゃんの部屋から何か声が聞こえてくる。 「うーーん、あーーーーん。」
「あいつらレズってんのか? まあお似合いだわな。」 知らない振りをして部屋に飛び込む。
でもまあ隣だから聞こえるのなんのって。 二人揃って絶頂するまでまあ激しいこと。
親には見せられませんねえ。 しばらくしてドアが開くと二人は何食わぬ顔で一階へ下りて行きましたわ。
 クスクスと笑ってる声が聞こえる。 やりやがったわ。
まあ、あんんなのはほっといて夢でも見ようかな。 と思うんだけど、、、。
 「ねえ弘明。 もっと激しくしてもいいのよ。」 あの顔で姉ちゃんが笑ってる。
床をコロコロと転がっているうちに壁に突っ込んだらしい。 「いてえなあ、ちきしょう‼」
「何騒いでるの?」 そこへ姉ちゃんが入ってきた。
「何でもねえよ。」 「もしかして妬いてる?」
「何をさ?」 「私が香澄ちゃんを抱いちゃったから。」
「ぜーんぜん。 もっと虐めてやってもいいくらいだけど。」 「へえ、そうなんだ。」
そう言って姉ちゃんは香澄を連れてきた。 「ほら、おもちゃで遊んできなさい。」
「分かった。」 「何だそりゃ?」
「お望みどおりに虐めてあげるわ。」 「俺じゃないっつうの。」
「まあいいからいいから。」 なぜか知らんが二人に腕を縛られて遊ばれる俺なのでした。
 揶揄われて1時間。 二人ともやっと疲れてきたらしい。
「やりたい放題にやりやがって、、、。 この野郎。」 俺は寝ている姉ちゃんと香澄の両足を縛って出掛けることにした。
 外はまあまあいい天気。 暑くも寒くも無く、散歩するにはいいかもしれないなあ。
バス通りを歩いていると香澄の父さんがトラックで走ってきた。 でもなんか俺には気付いてないらしい。
 ブラブラと魚屋の前までやってきた。 今日は閉まってるなあ。
近くのコンビニに寄ってみる。 アイスを買って食べているとフェアレディーが走ってきた。
「美和じゃん。 何してんだろう?」 チラッと運転席に目をやる。
 そしたら俺には気付かずに通り過ぎてしまった。 「あらら、、、。」
まあ、こういうことも有るよな。 苦笑しながら歩いていると向こうから律子が歩いてきた。
「「珍しいなあ。 散歩してるの?」 「そうだよ。」
「香澄が居るんじゃないの?」 「あいつ、俺んちに来て部屋で寝てる。」
「何かやったんじゃ?」 「何にもやってねえよ。」
「そうかなあ? そのようには見えないけど。」 「何も無いよ。」
「まあ信じとこう。」 「まあ、、、じゃなくて信じろ。」
「はいはい。 火遊びだけはしないでね。 香澄ちゃんだってまだまだ女の子なんだから。」 律子が行ってしまうと俺はまた歩き始めた。
 その頃、家のほうでは、、、。 寝返りをするたびにどっちかが蹴飛ばしてくるから大変。
終いには香澄が目を覚ましてびっくり。 「何だ、足が縛られてる。」
「なあに? 香澄ちゃん。」 「やられたわ。 宏明君に。」
「え? うわ、足が縛られてる。」 「妬いてるのねえ。 私たちに。」
「激しかったもんなあ。 香澄ちゃん。」 「そう? お姉さんこそ。」
「まあ、どっちもどっちよ。」 笑いながら紐を解く二人なのでありました。
 夕方になり母ちゃんたちが帰ってくると香澄は帰っていきました。 「なんか嬉しそうだったわよ。」
自慢そうに姉ちゃんが俺に言うんだ。 「姉ちゃんが抱いたからだろう?」
「それはそれだよ。 いいじゃん。」 「俺にはあんだけ言っといてか?」
「あんたはあんた。 私は私なの。 分かった?」 「分かりませんが。」
「じゃあ、ばらしちゃうぞ。」 「待て待て。 それはダメ。」
「じゃあ、おとなしく聞いてなさいよ。」 「しゃあねえなあ。」
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