俺の彼女は高校教師
そんなわけで何や分らんが納得させられる俺なのであります。 何でなんだよーーーーーーー?
「弘明さあ、私たちの足を縛ってたでしょう? もしかして美和にもやった?」 「やってねえよ。」
「へえ、そうなんだ。 緊縛好きなのかなって思っちゃったけど、、、。」 「俺はそんなの嫌いだから。」
「でもあんた、縛られて喜んでたじゃない。」 「それは違うってば。」
「いいのよ ごまかさなくても。 あんたは正真正銘のmなんだってことが分かったから。」 「何でそうなるんだよ?」
「ほら、怒る前にこれをあげる。」 姉ちゃんが差し出したのはまたまたパンツであります。
「いい加減にしてくれよ。」 「大丈夫よ。 これ香澄ちゃんのだから。」
「え?」 「香澄ちゃんさあ持ってきてたんだって パンツ。」 「変な趣味。」
「あんたにあげようと思ってたんだってよ。 意地らしいじゃない。 もっと可愛がってあげなさい。」 「しょうがないなあ。」
二人にやり込められた俺は行き場を失った柴犬みたいに部屋の中をウロウロしてます。 助けてくれ!
翌金曜日は久々に学校へ、、、。 でもまあ朝から降りる駅を間違えそうになったり改札を間違えたり椅子を蹴り飛ばしたり何だか落ち着かない。
そんな俺を見ていた律子たちは吹き出すやら呆れるやら何とも言えない顔をしてます。 ほっといてくれよ。
「ねえねえ弘明君 何か変だけどどうしたの?」 たまりかねて小百合が聞いてきた。
「別に何でもないけど、、、。」 「今日の弘明君はいつもよりおかしいわよ。」
「いつもより?」 「うん。 いつもおかしいなと思ってるけど今日はそれ以上におかしいわ。」
「何にも無いはずだけどなあ。」 それを聞いていた香澄が後ろでクスクス笑い出した。
それに気付いた小百合は香澄を睨みつけて言い放った。 「そもそもね、あんたが余計なことばかりするから悪いのよ。 ちっとは弘明君のことを考えなさいよね。」
その一喝に香澄は縮み上がってしまったらしい。 律子が何を言っても反応しなくなってしまった。
それでまあ平和になったのはいいけれど、いつ香澄が騒動を起こすか分からない。 俺はますます嫌な予感がしてきたんだ。
それが的中したのは昼休みだった。
「あれ? 香澄ちゃんは?」 弁当を食べた後、2年の斎藤雛が香澄を探しに来た。
「さっきまで居たんだけどなあ。 何か用?」 「うん。 ちょっとクラブのことで話したいなと思って、、、。」
「戻ってきたら行くように伝えるよ。」 「お願いします。」
雛が戻った後、俺たちは香澄が帰ってくるのを待っていた。 しかし戻ってこない。
「おかしいなあ。」 「また行方不明事件でも?」
「やつならやりかねんなあ。」 「やったらこれで三度目だぜ。」
だんだんとクラスの中も騒がしくなってきた。 「弘明君 探しに行こうよ。」
「嫌だなあ。 また俺かよ?」 「香澄だって宏明君だったら反応するんだからお願い。」
「警察犬みたいだな。 ご褒美くれよ。」 「香澄ちゃんをあげるからさあ。」
「香澄ねえ、、、。」 「ダメかな?」
「ダメダメ。」 「じゃあさあ私のおっぱいをあげるわ。」
首を縦に振らない俺に焦ったのか律子が寄ってきた。 「止せよ。 最近有名なガールズバーじゃないんだから。」
「失礼ね。 あんなのと一緒にしないでよ。」 「喧嘩はどうでもいいから香澄ちゃんを探そうよ。」
「そうだそうだ。 宏明君も行くのよ。」 「しゃあねえなあ。」
そこで俺と小百合と律子と真紀は不安を抱えたままで香澄探しを始めた。
「小百合ちゃんと律子は体育館とか講堂とかあっちのほうを探してくれるかな?」 「オッケー。」
「弘明君は特別教室を重点的に探して。」 「はいはい。 で、お前は?」
「私は昇降口から音楽室まで探すわ。」 「じゃあ行くか。」
ところが何処をどう見ても陰すら見えない。 何処に行ったんだろうなあ?
律子がメールを飛ばしてきた。
『体育館には居ないよ。 そっちはどう?』
『こっちも手掛かりは無い。 何処に消えたんだかさっぱり分からん。』
真紀も思い切り焦っている。 「変だなあ。 校内には居ないぞ。」
そう思ってみんなで昇降口へ下りてきた。 「帰ったってことは無いよね?」
律子が下駄箱を覗いた時、、、。 「靴が無いよ。」
「えーーーーーー? じゃあ帰ったってこと?」 「まだ遠くへは行ってないはずだよな。 律子 一緒に行こう。」
「分かった。 こないだのことも有るしね。」 そう、いつだったか澤山台から家まで歩いて帰ろうとしてたことが有るんだ。
俺と律子は校門を出て駅へ向かう。 「どんだけ世話を焼かせたら気が済むんだ? あいつは。」
「それだけ弘明君のことが好きなのよ。」 「そりゃそうかもだけど、これは無いよなあ。」
交差点までやってきた。 この辺りにも居ないらしい。
コンビニを覗いてみる。 「居ないなあ。」
駅へ行ってみる。 中にも居ないらしい。
「何処へ行ったんだよ?」 「スマホも繋がらないよ。」
「電源を切ってるんだな。 しょうもないやつだ。」 「トラブルメーカーにも困ったものねえ。」
駅から本屋へ抜けてみる。 そこにも香澄は居なかった。
「脇道に入ってみるか。」 「そうね。」
この道を20分ほど行くと太郎橋って橋が架かっている。 その辺りまで来た時だった。
「あれは香澄じゃない?」 橋の真ん中で今にも飛び込もうとしている姿が見える。
「間違いねえな。 行ってくるよ。」 「お願いね。 真紀には連絡しとくから。」
そっと香澄に近付いていく。 「香澄、、、。」
「、、、。」 「死にたかったら死んでもいいぞ。 でも誰も喜ばねえよ。」
「、、、。」 「心配ばっかさせやがってこの、、、。」
「でも、、、。」 「小百合に突っ込まれて死にたくなったんだろう?」
「うん。」 「馬鹿だなあ。 あいつは元からきつい性格なの分かってるだろう?」
「でも、、、。」 「修学旅行の時もお前たち睨み合ってたもんなあ。」
「だって、、、。」 「まあいい。 今日は取り敢えず俺の家に来い。 教室に戻ったって居づらいだけだろうから。」
「いいの?」 「長年の腐れ縁だ。 それくらい何とも思わねえよ。」
「うん。」 「律子にも話しとくからな。」
そう言ってそのまま電車で家にまで帰ってきた。
『ほんとにもう、しょうがない子ねえ。』
『思春期だからいろいろやらかすんだよ。』
「それだけならいいけどなあ。」
『小百合にもあまり突っ込まないように言っといてくれよ。 後が大変なんだから。』
『分かったけどさあ、あの性格はどうしようもないわよ。』
『まあ落ち着くまではとにかく頼む。』
『了解した。』
こうしてあいつにこいつに話をしてなんとか火を噴くのは避けられたみたいだけど、、、。 当の香澄はまだまだ落ち込んだまま。
「どうしたんだよ?」 「だって、私が居たら迷惑なんでしょう?」
「考え過ぎだってば。」 「だって小百合ちゃんが、、、。」
「あいつのことは律子に抑えてもらうように頼んだからしばらくは心配無いよ。」 「でも、、、。」
あんまりに落ち込んでる物だから俺のほうに振り向かせてみた。 そしたら、、、。
「弘明君しか居ないの。」って言いながら飛び込んできて泣きじゃくり始めた。 「ここで泣かれても困るんだけどなあ。」
俺の部屋だからいいけど居間だったら大変だぜ。 母ちゃんだっていつ帰ってくるか分からねえんだし。
泣きじゃくりに泣きじゃくった香澄はそのまま寝てしまった。 床に転がすのもかわいそうだから布団の中に寝かせておこうか。
その頃、教室では、、、。 「吉田もあいつも困ったもんだな。 勝手に帰るなんて。」
話を聞いた久保山先生が渋い顔をして律子たちと話してます。 「まあ大きな問題にはしたくないから校長には報告しないけど気を付けてくれよ。」
「でも、、、。」 「いいか。 無断下校は俺の首が飛ぶんだよ。 このクラスの全責任を負ってるんだから。」
「すいません。」 「本当ならなあ、学級委員から校長に詫びてもらう問題だ。 小さな喧嘩がここまで大きくなったんだからな。」
律子も小百合も下を向いたまま。 「吉永も道山も言いたいことは分かる。 でもな、度が過ぎるとこうなるんだ。 分かったか?」
「はあ、、、。」 「今日は中途半端だけど下校していい。 頭をスッキリさせて出直すんだぞ。」
久保山先生は気持ちを落ち着かせながら出て行った。
「香澄、どうしてるかな?」 「たぶん今頃は宏明君の家よ。 しばらく様子を見るって言ってたから。」 「そうか。 やっぱり香澄は弘明君が居ないとダメなのね?」
「弘明君も大変よねえ。 あんなじゃじゃ馬の面倒ばかり見させられるんだもん。」 「なんか可哀そうだよね。」
だからって自分たちに出来ることは無さそうだ。 どっか掴みどころの無い悔しさを感じた二人なのでした。
「弘明さあ、私たちの足を縛ってたでしょう? もしかして美和にもやった?」 「やってねえよ。」
「へえ、そうなんだ。 緊縛好きなのかなって思っちゃったけど、、、。」 「俺はそんなの嫌いだから。」
「でもあんた、縛られて喜んでたじゃない。」 「それは違うってば。」
「いいのよ ごまかさなくても。 あんたは正真正銘のmなんだってことが分かったから。」 「何でそうなるんだよ?」
「ほら、怒る前にこれをあげる。」 姉ちゃんが差し出したのはまたまたパンツであります。
「いい加減にしてくれよ。」 「大丈夫よ。 これ香澄ちゃんのだから。」
「え?」 「香澄ちゃんさあ持ってきてたんだって パンツ。」 「変な趣味。」
「あんたにあげようと思ってたんだってよ。 意地らしいじゃない。 もっと可愛がってあげなさい。」 「しょうがないなあ。」
二人にやり込められた俺は行き場を失った柴犬みたいに部屋の中をウロウロしてます。 助けてくれ!
翌金曜日は久々に学校へ、、、。 でもまあ朝から降りる駅を間違えそうになったり改札を間違えたり椅子を蹴り飛ばしたり何だか落ち着かない。
そんな俺を見ていた律子たちは吹き出すやら呆れるやら何とも言えない顔をしてます。 ほっといてくれよ。
「ねえねえ弘明君 何か変だけどどうしたの?」 たまりかねて小百合が聞いてきた。
「別に何でもないけど、、、。」 「今日の弘明君はいつもよりおかしいわよ。」
「いつもより?」 「うん。 いつもおかしいなと思ってるけど今日はそれ以上におかしいわ。」
「何にも無いはずだけどなあ。」 それを聞いていた香澄が後ろでクスクス笑い出した。
それに気付いた小百合は香澄を睨みつけて言い放った。 「そもそもね、あんたが余計なことばかりするから悪いのよ。 ちっとは弘明君のことを考えなさいよね。」
その一喝に香澄は縮み上がってしまったらしい。 律子が何を言っても反応しなくなってしまった。
それでまあ平和になったのはいいけれど、いつ香澄が騒動を起こすか分からない。 俺はますます嫌な予感がしてきたんだ。
それが的中したのは昼休みだった。
「あれ? 香澄ちゃんは?」 弁当を食べた後、2年の斎藤雛が香澄を探しに来た。
「さっきまで居たんだけどなあ。 何か用?」 「うん。 ちょっとクラブのことで話したいなと思って、、、。」
「戻ってきたら行くように伝えるよ。」 「お願いします。」
雛が戻った後、俺たちは香澄が帰ってくるのを待っていた。 しかし戻ってこない。
「おかしいなあ。」 「また行方不明事件でも?」
「やつならやりかねんなあ。」 「やったらこれで三度目だぜ。」
だんだんとクラスの中も騒がしくなってきた。 「弘明君 探しに行こうよ。」
「嫌だなあ。 また俺かよ?」 「香澄だって宏明君だったら反応するんだからお願い。」
「警察犬みたいだな。 ご褒美くれよ。」 「香澄ちゃんをあげるからさあ。」
「香澄ねえ、、、。」 「ダメかな?」
「ダメダメ。」 「じゃあさあ私のおっぱいをあげるわ。」
首を縦に振らない俺に焦ったのか律子が寄ってきた。 「止せよ。 最近有名なガールズバーじゃないんだから。」
「失礼ね。 あんなのと一緒にしないでよ。」 「喧嘩はどうでもいいから香澄ちゃんを探そうよ。」
「そうだそうだ。 宏明君も行くのよ。」 「しゃあねえなあ。」
そこで俺と小百合と律子と真紀は不安を抱えたままで香澄探しを始めた。
「小百合ちゃんと律子は体育館とか講堂とかあっちのほうを探してくれるかな?」 「オッケー。」
「弘明君は特別教室を重点的に探して。」 「はいはい。 で、お前は?」
「私は昇降口から音楽室まで探すわ。」 「じゃあ行くか。」
ところが何処をどう見ても陰すら見えない。 何処に行ったんだろうなあ?
律子がメールを飛ばしてきた。
『体育館には居ないよ。 そっちはどう?』
『こっちも手掛かりは無い。 何処に消えたんだかさっぱり分からん。』
真紀も思い切り焦っている。 「変だなあ。 校内には居ないぞ。」
そう思ってみんなで昇降口へ下りてきた。 「帰ったってことは無いよね?」
律子が下駄箱を覗いた時、、、。 「靴が無いよ。」
「えーーーーーー? じゃあ帰ったってこと?」 「まだ遠くへは行ってないはずだよな。 律子 一緒に行こう。」
「分かった。 こないだのことも有るしね。」 そう、いつだったか澤山台から家まで歩いて帰ろうとしてたことが有るんだ。
俺と律子は校門を出て駅へ向かう。 「どんだけ世話を焼かせたら気が済むんだ? あいつは。」
「それだけ弘明君のことが好きなのよ。」 「そりゃそうかもだけど、これは無いよなあ。」
交差点までやってきた。 この辺りにも居ないらしい。
コンビニを覗いてみる。 「居ないなあ。」
駅へ行ってみる。 中にも居ないらしい。
「何処へ行ったんだよ?」 「スマホも繋がらないよ。」
「電源を切ってるんだな。 しょうもないやつだ。」 「トラブルメーカーにも困ったものねえ。」
駅から本屋へ抜けてみる。 そこにも香澄は居なかった。
「脇道に入ってみるか。」 「そうね。」
この道を20分ほど行くと太郎橋って橋が架かっている。 その辺りまで来た時だった。
「あれは香澄じゃない?」 橋の真ん中で今にも飛び込もうとしている姿が見える。
「間違いねえな。 行ってくるよ。」 「お願いね。 真紀には連絡しとくから。」
そっと香澄に近付いていく。 「香澄、、、。」
「、、、。」 「死にたかったら死んでもいいぞ。 でも誰も喜ばねえよ。」
「、、、。」 「心配ばっかさせやがってこの、、、。」
「でも、、、。」 「小百合に突っ込まれて死にたくなったんだろう?」
「うん。」 「馬鹿だなあ。 あいつは元からきつい性格なの分かってるだろう?」
「でも、、、。」 「修学旅行の時もお前たち睨み合ってたもんなあ。」
「だって、、、。」 「まあいい。 今日は取り敢えず俺の家に来い。 教室に戻ったって居づらいだけだろうから。」
「いいの?」 「長年の腐れ縁だ。 それくらい何とも思わねえよ。」
「うん。」 「律子にも話しとくからな。」
そう言ってそのまま電車で家にまで帰ってきた。
『ほんとにもう、しょうがない子ねえ。』
『思春期だからいろいろやらかすんだよ。』
「それだけならいいけどなあ。」
『小百合にもあまり突っ込まないように言っといてくれよ。 後が大変なんだから。』
『分かったけどさあ、あの性格はどうしようもないわよ。』
『まあ落ち着くまではとにかく頼む。』
『了解した。』
こうしてあいつにこいつに話をしてなんとか火を噴くのは避けられたみたいだけど、、、。 当の香澄はまだまだ落ち込んだまま。
「どうしたんだよ?」 「だって、私が居たら迷惑なんでしょう?」
「考え過ぎだってば。」 「だって小百合ちゃんが、、、。」
「あいつのことは律子に抑えてもらうように頼んだからしばらくは心配無いよ。」 「でも、、、。」
あんまりに落ち込んでる物だから俺のほうに振り向かせてみた。 そしたら、、、。
「弘明君しか居ないの。」って言いながら飛び込んできて泣きじゃくり始めた。 「ここで泣かれても困るんだけどなあ。」
俺の部屋だからいいけど居間だったら大変だぜ。 母ちゃんだっていつ帰ってくるか分からねえんだし。
泣きじゃくりに泣きじゃくった香澄はそのまま寝てしまった。 床に転がすのもかわいそうだから布団の中に寝かせておこうか。
その頃、教室では、、、。 「吉田もあいつも困ったもんだな。 勝手に帰るなんて。」
話を聞いた久保山先生が渋い顔をして律子たちと話してます。 「まあ大きな問題にはしたくないから校長には報告しないけど気を付けてくれよ。」
「でも、、、。」 「いいか。 無断下校は俺の首が飛ぶんだよ。 このクラスの全責任を負ってるんだから。」
「すいません。」 「本当ならなあ、学級委員から校長に詫びてもらう問題だ。 小さな喧嘩がここまで大きくなったんだからな。」
律子も小百合も下を向いたまま。 「吉永も道山も言いたいことは分かる。 でもな、度が過ぎるとこうなるんだ。 分かったか?」
「はあ、、、。」 「今日は中途半端だけど下校していい。 頭をスッキリさせて出直すんだぞ。」
久保山先生は気持ちを落ち着かせながら出て行った。
「香澄、どうしてるかな?」 「たぶん今頃は宏明君の家よ。 しばらく様子を見るって言ってたから。」 「そうか。 やっぱり香澄は弘明君が居ないとダメなのね?」
「弘明君も大変よねえ。 あんなじゃじゃ馬の面倒ばかり見させられるんだもん。」 「なんか可哀そうだよね。」
だからって自分たちに出来ることは無さそうだ。 どっか掴みどころの無い悔しさを感じた二人なのでした。