~転生悪役令嬢の裏道攻略~ シークレットキャラとたどり着く、処刑回避後のハッピーエンド
そして、その順番からすれば、自分は一番最後となりそうだ――と、この場に参じたたかが子爵令嬢であるはずのセニアは胸の裡で小さなため息を吐いた。
そしてちらりと隣を見ると、へたな大貴族より豪奢な衣を纏うあの商人が、妖しい笑みを返してくる。
彼の名は、ジェイク・ロドリエ。王都でも有数の大商会を纏める総支配人である。
妙齢の色気のある表情から発せられる微笑みは、経験の少ない少女などたちまち虜にするようなものだったが、セニアは彼のことをあまり好ましく思っていない。自分にはクラフトという想い人がいるし、どうもこの男からは、自分をなにかのために利用しようとしている気配が感じられる気がする。
ただ、今回の件――セニアが直接ジェミーへと対抗する手段を与えてくれたのはジェイクなのだ。
彼が、自身の財力と人脈を持って多くの貴族に働きかけてくれたおかげで、エキュリゼ家の復活は王国議会で承認され、今回の叙爵にいたったのである。
今来ている、子爵令嬢に似つかわしくないこの純白のドレスだって、彼に仕立ててもらったもの。
おまけに、養父であるエレマール子爵と交渉して、セニアの身元を新たに引き受けてくれた。
そのことを考慮するなら……彼のことを信用すべきなのかどうかは、今後じっくり自分の中で答えを出していくことになるのだろう。
そしてちらりと隣を見ると、へたな大貴族より豪奢な衣を纏うあの商人が、妖しい笑みを返してくる。
彼の名は、ジェイク・ロドリエ。王都でも有数の大商会を纏める総支配人である。
妙齢の色気のある表情から発せられる微笑みは、経験の少ない少女などたちまち虜にするようなものだったが、セニアは彼のことをあまり好ましく思っていない。自分にはクラフトという想い人がいるし、どうもこの男からは、自分をなにかのために利用しようとしている気配が感じられる気がする。
ただ、今回の件――セニアが直接ジェミーへと対抗する手段を与えてくれたのはジェイクなのだ。
彼が、自身の財力と人脈を持って多くの貴族に働きかけてくれたおかげで、エキュリゼ家の復活は王国議会で承認され、今回の叙爵にいたったのである。
今来ている、子爵令嬢に似つかわしくないこの純白のドレスだって、彼に仕立ててもらったもの。
おまけに、養父であるエレマール子爵と交渉して、セニアの身元を新たに引き受けてくれた。
そのことを考慮するなら……彼のことを信用すべきなのかどうかは、今後じっくり自分の中で答えを出していくことになるのだろう。