~転生悪役令嬢の裏道攻略~ シークレットキャラとたどり着く、処刑回避後のハッピーエンド
「つい最近一軒の店が、ジェミーズ・ドロアーの前にオープンして、今や客を取り合っている状況なのです。その名も」
「ふほほほ? (その名も?)」

 紅茶を口に含みながら、ジェミーがもごもご相槌を打つと、ミリィは当該店舗の名前をはっきりと口に出した。

「“セニアーズ・クラフト”」
「ごぶっ!? パクリじゃないのーっ!!」

 さすがにこれにはジェミーも、お気に入りの白ドレスを吹き出した紅茶で斑にせずにはいられなかった。
< 648 / 952 >

この作品をシェア

pagetop