【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!
そうして三日経った──。
メイジーはなんとか海の上で過ごした。
今まで天気に恵まれてきたが嵐でもきたら一発アウト。
小さな船は簡単に壊れてしまうだろう。
早くどこかに辿り着きたいと、メイジーははやる気持ちを抑えていた。
いつまで経っても辿り着けない陸地。
もうすぐ溜めていた雨水も尽きてしまうため、尚更焦ってしまうのかもしれない。
(陸地はどこ……!? どこなのよっ!)
地図もないので、もしかしたらグルグルとその場を回っているだけなのかもしれない。
今は星の方向へとオールを持っていたが、漕いでいたら手を止める。
(もしかしたらずっとこのままなんじゃ……)
急に不安な気持ちが込み上げてくる。
メイジーは下唇を噛み締めて、滲み出る涙を拭う。
弱気になる心を叱咤するようにして顔を上げた。
そして大丈夫だと言い聞かせながら、ひたすら前に進むようにオールを漕ぎ続けていたのだった。