【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!

突然のシールカイズ王国と婚約者というワードにメイジーは驚いていた。

(どうしてシールカイズ王国に? それに婚約者って……どういうこと)

メイジーはシールカイズ王国で暮らしていた日々の思い出が蘇り動けなくなってしまう。
あの国から離れても長年虐げられていた記憶はメイジーの中に深く刻まれている。

もしかしてシールカイズ王国に返されるのかもしれないと思ったメイジーだったが、女王の結婚式に招待されたと聞いてホッと胸を撫で下ろす。
メイジーを追い出して、彼女は女王としてディディエと結婚するということなのだろう。

メイジーの暗い思いが表情に出ていたのだろうか。
ガブリエーレは意外なことを口にする。


『嫌ならば別にいい』


メイジーはガブリエーレの言葉に大きく目を見開いた。
彼が意見を曲げることなど、絶対にないと思っていたからだ。
それに気のせいでなければメイジーを気遣っているように聞こえる。
最初は強引だったのに、こうして彼があっさりと引いたことに違和感を覚えた。


「どうして……?」

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