【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!

『人の顔を見て泣くとは、失礼な奴だな奴だな』

「わああぁあぁん!」

『チッ……』


見た目は神様のように美しく上品なのに、なかなかに口が悪い。
けれどそんなことすらどうでもよくなるくらい、人と会えたことや陸地に辿り着けたことが嬉しかった。
擦り減り続けた精神、肉体的にも限界だった。
常に死と隣り合わせの状況に涙が止まらない。
メイジーは泣きながらその場に座り込む。
足も腕も体の節々も痛くてもう限界だった。


「う゛あ゛あ゛ぁ……!」

『…………はぁ』


不機嫌そうな表情は涙で歪んで見えなくなってしまった。
膝をついて空を見上げながら大号泣である。

(……生きてた! 諦めなくて本当によかったわ)

ずっと泣いていると男性から声がかかる。


『おい、お前……!』


メイジーはあまりの喜びから彼に抱きついた。
もちろん普段ならこんなことは絶対にしないのだが、今は極限状態だ。
そして噛み締めるように言った。


「……神様、ありがとうっ!」
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