【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!
何かを早まったような気がしてメイジーが止めるものの、ガブリエーレは聞こえていないフリをしている。
(ガブリエーレの婚約者って皇帝の婚約者だから、よくよく考えたら軽率に決めていいわけないわよね!?)
メイジーは準備を進めようとするガブリエーレを止めようと咄嗟に彼に抱きついた。
だがそれを無駄だと言わんばかりに頭に置かれる手のひら。
メイジーは抵抗するために力を込める。
「よく考えた方がいいわ! あなたは皇帝なんでしょう!? こんな簡単に婚約者を決めたら……っ」
『心配無用だ。もう根回しは済んでいる。お前は気にしなくていい』
「…………へ?」
まるで初めからメイジーを婚約者にするつもりだったと言わんばかりだ。
それにメイジーは一つの疑問があった。
スリーダイト帝国にとっては魔法の有無は重要なことだろう。
「わたしはシールカイズ王国の王女だったけど、魔法がまったく使えないわ。それであなたの婚約者だって認められるわけないじゃない……!」
『何を言っている?』
「何って……帝国にとっては大切なことでしょう?」
『ああ、そうだな』
平然と答えるガブリエーレだが、どうしてメイジーを選んだのかよくわからないではないか。
しかしそれは次のガブリエーレの言葉で理由が明らかとなる。