【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!
宝石を隠れて売りに出してこいと命令されたビジューは、宝石を握りながらあることを願った。

(幸せになれますように……)

宝石店の店主がその宝石に魔法の力が宿っていると気がついた。
もとは何もなかった宝石に、だ。

繊細で緻密な魔法。
誰にも真似できない唯一の魔法はビジューが無意識のうちに宝石に組み込んだ。
侯爵家はビジューの力を知り、彼女を使い多額のお金を稼いだ。
しかしビジューは現状に不満を抱いていたのだろう。

その噂が皇帝や皇后の耳に届き、ビジューを保護しようとしたが彼女は侯爵家から逃走したのだという。


『逃走先は魔法がない国を選んだ。何故、彼女が側妃になったのかはわからない。国王はビジューがスリーダイト帝国出身だと知っていたかもしれない』

「そんな……お母様は病弱で産後に体調を崩して亡くなったって……」


メイジーは震える手のひらで口元を抑えた。


『これは憶測だが……お前がジャシンスたちに虐げられていたところを見るに、彼女も王妃から何らかの被害は受けていたのだろう。国王もビジューが魔法を使えない、または魔法の効果がわからないと切り捨てたのかもしれない』

「…………」

『もしビジューの魔法の力を理解していたのならシールカイズ国王が手放すはずはないからな』
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