【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!
──それからメイジーの真珠作りは本格的に始まった。
毎日のように島に行って、メイジーは作業を繰り返す。
貝の餌やりや真珠の核となるフルーツの種を用意してもらっていた。
島民たちの協力してもらい順調に色とりどりの真珠が出来上がっていく。
ただ大半が形が歪なものばかりで美しい真円、もしくはやや歪んだ丸がなかなかできないことが悩みだった。
種を大きくしたものだと、逆に層が薄くなり輝きが薄れてしまう。
強度が落ちるのか種がすり潰されてしまうこともあった。
帝国にある固いもの、つまり鉄などを使ってみても貝は鉄砲玉のように吐き出してしまう。
(なんで生意気な貝なの……っ!)
身がついていない固いものだと異物として吐き出してしまうようだ。
メイジー効率のいい真珠の作り方を島民たちと模索していくことになった。
何度も緻密な調整が繰り返されていた。
メイジーに付き添っているベルーガは火の神、マオは水の神、イディネスは緑の神として崇められるようになった。
それから島民たちにずっとお礼をしたいと考えていたメイジーは三人に相談をしてみることにした。
ベルーガ、マオ、イディネスは困惑した表情で「それは皇帝陛下に……」と言う。
ガブリエーレとは顔を合わせたり合わせなかったりだ。
メイジーが一日の大半を島で過ごしていることもあり、自然とベルーガたちと共に過ごす時間が多くなっていく。