【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!

ガブリエーレは当然のように言っているが、メイジーが作った小瓶は五個程度だ。
軽く見積もっても一個につき五百万円ほどの価値がついたことになる。

メイジーはあんぐりと口を開けた。
あとはスリーダイト帝国にある魔法を研究している場所があるそうだ。
そこに行くように提案されたメイジーは頷いた。


『まぁ……次もこちらに優先的に回して欲しいっていう上乗せもあるだろうな』

「……え?」

『これでお前の力は本物だと証明できた。金は好きにしろ』


このお金はメイジーのものだと聞いて、あることを思いつく。
やりたいことは一つだけ。
今こそ島民たちに恩返しをするべき時ではないだろうか。


「牛……っ! 牛を二頭ちょうだい!」

『……牛?』

「島に持っていくのよ! 家畜としての飼い方を教えて島の人たちに教えたいのっ!」


メイジーは恩返しとして島の人たちが何を喜ぶかをずっと考えていた。
生態系を壊すことなく、島民たちの暮らしを壊さずにささやかなご褒美となるもの。
そして島では滅多に食べられない『肉』ということに気がついた。
肉を持っていくのは簡単だが、食べたらなくなってしまう。
なくなってしまえば今までと同じ。
そしたら牛を家畜として育てていくのはどうかと思ったのだ。


『なぜ……?』

「島の食べ物の幅が広がるから!」

『ほう……今すぐに牛を二頭用意しろ』
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