【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!
むしろ島流しにあって、死の危機を何度も乗り越えた後に大国の皇帝の婚約者になることなど誰が想像できただろうか。
まさにだいどんでん返し。
こんな結末を予想できる人はいたのだろうか。
少なくともメイジー自身はありえないと思っていた。
それに愛し合って結ばれたわけではない。
あくまでもビジネス的な婚約者だと思っていた。
(そもそも彼に好きだとか愛しているだとか言われていないもの)
暇つぶしの道具か何かで飽きれば捨てられてしまうのかもしれない。
(それまでは、がっぽりと稼がせてもらいましょう……!)
ガブリエーレのことはまだわからないが、いつ放り出されてもいいように基盤はしっかりと整えておこうと思っていた。
アクセサリーはシールカイズ王国へ向かう前には出来上がるようだ。
あの場に母親がくれたアクセサリーと同じものをつけていけたら、メイジーの冤罪も晴れるだろうか。
(……早くあの指輪を取り戻したい)
そんな思いだった。
アクセサリーが出来上がるまでの一週間半ほど。
島に行くのは半日ほどで切り上げて、メイジーは社交に出るための訓練を始めていた。
とは言っても、知識としては入っていたし、いつかあの部屋から出られたら……という思いで王女としての立ち居振る舞いは身につけてある。