【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!
メイジーはガブリエーレの言葉に目を見開いた。
彼は何故かスッと視線を逸らしてしまう。
二人の間に盛大な勘違いとすれ違いが起こっていると気づいているは周りだけだろう。

(わたしになら様付けで呼ばれなくても何とも思わないということかしら……)

さすがに公の場ではガブリエーレと呼び捨てにすることはできないが、それ以外はいいのだろう。


「ありがとう、ガブリエーレ。とても気に入ったわ」

『当たり前だ』


試着しながら最終調整をしてもらったのだがエレナは「独占欲丸出しですわね」とブツブツと呟いていた。
メイジーは何のことを言っているかわからなかったが、銀色のドレスはあまりメジャーな色ではないということかもしれない。

美しいドレスを着ていると、メイジーはまるで天から降りてきた女神のようだ。


『天から舞い降りた女神のようだな』

「…………え?」


ガブリエーレが呟いた言葉に視線が集まる。
彼は平然と口にしているが、純粋に褒められたと受け取ったメイジーの顔に次第に熱が集まっていくのがわかった。


『何を赤くなっている? 熱でもあるのか?』

「なっ……! ちがっ、だって変なことを言うからっ!」

『美しいものに美しいと言って何が悪いのだ?』

「~~~~っ、別に!」
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