【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!
仕方なくメイジーはガブリエーレの瞳や海を連想させるブルーの真珠を手にする。
メイジーはブルーの真珠の指輪を指に順にはめていく。
左手の薬指にピッタリとはまる指輪。

元々、ヘーゼルの真珠は少し大きめで作っていた。
理由はヘーゼルの真珠の方がブルーの真珠よりも大きかったからだ。
それにブルーの真珠の指輪が『いらない』と言われた時に、メイジーが使おうと思った。

(それなのに別色を取られるなんて……!)

メイジーは左手の薬指に指輪をはめる意味などまったく考えないまま、真珠の美しさにうっとりしていた。

(なんて美しい光沢なのかしら。これは努力の結晶だわ)

ガブリエーレも入る指に指輪をはめただけなので、何も考えていない。
それには周囲の人たちの方が驚いていて、その意味を教えた方がいいのか迷っていた時だ。


『メイジー、そろそろ行くぞ』

「えぇ、わかったわ」


ガブリエーレとメイジーは上機嫌で扉がある場所まで歩いていく。
その後ろからベルーガ、マオ、イディネスが続く。
三人は余計なことは言ってはいけないと意思を確かめ合った後に目を合わせて頷いた。
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