【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!
不機嫌そうにガブリエーレは顔を歪めてしまった。
メイジーは自分の真珠の指輪を掲げながら満面の笑みを浮かべる。
「ふふっ、幸せになれますように」
『まさか真珠に魔法をかけたのか?』
「えぇ、もちろん! 折角、手にした力だもの。もちろんあなたのものにも同じ魔法がかかっているわよ?」
『…………魔法を?』
ガブリエーレは指輪に視線を向けた。
「指輪には幸せにれますように。そしてイヤリングの真珠には……あなたを守ってくれますように、と」
『この俺を……守る、だと?』
「えぇ、そうよ。悪いものから守ってくれる願いを込めたの」
メイジーは何の願いを込めればいいかわからずに、神社で売っている御守りを思い浮かべていた。
金、恋愛、勉強、健康や仕事の運……恋愛や健康はどうだか知らないがガブリエーレはどれも持っている。
だからこそ厄除けの意味を込めてみたのだが、やはりメジャーではなかっただろうか。
(そんなにおかしかったかしら。わたしもイヤリングは同じ効果にしようと思ったんだけど……)
メイジーが考えていると、ガブリエーレは顔を片方の手のひらで覆ってしまった。
肩は小刻みに揺れているではないか。
(何か変なことを言ったかしら……)
メイジーがどうしたのか問いかけようとした時だった。