【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!
* * *
メイジーが目を開くと、そこにはどこまでも広がる青い空……ではなく森があった。
ガバリと体を起こして周囲を確認すると、何故か大きな葉の上に寝かされている。
周りは土だ。それを取り囲むのは最後に目にした原始的な恰好をした人たちだ。
あまりの勢いにゴクリと唾を飲み込んだ。
「ポポ、ポーパロー?」
「はい……?」
聞いたことのない言葉にメイジーは首を捻る。
その後も互いを見つつ、何かを言いながら話し合っているではないか。
(この人たち……さっき気絶する前に岩の周りを取り囲んでいた人よね?)
岩場からいつ移動したのか、ここはどこなのか聞きたいことは山のようにあるが言葉が通じないようだ。
岩場にいた男性とはまったく違う雰囲気で敵意はないが、メイジーは歓迎している様子はない。
服装は布や葉を巻いていて、森と同化するような恰好だ。
髪は黒から茶色だが、瞳の色は緑が多い。
肌は日に焼けていてメイジーよりずっと色が濃かった。
「……あ、あの」
「ベッポ、ポローパーロ」
「ポローパーロ、ポローパーロ!」