【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!
彼女は泣きそうになりながらもメイジーを睨みつける。
「こ、こいつを追い出してよ! 今すぐにっ」
ジャシンスの金切り声が会場に響き、結婚披露パーティーは最悪な雰囲気になっていた。
『俺は招待状をもらってここにいる。それに婚約者に危害を加える奴から守るために防壁魔法を使っただけだ』
いつものようにガブリエーレの声が頭の中に響いた。
魔法の知識があるものはすぐにわかったみたいだが、ジャシンスたちはどこから声が聞こえてくるのかわからないらしい。
左右を振り向いて困惑している。
『ここだ。メイジーの隣だ。俺が魔法で頭の中に直接語りかけている』
「ま、魔法……?」
魔法に馴染みがないシールカイルズ王国の貴族たちは驚いているようだ。
そしてジャシンスや皇后はガブリエーレの存在にやっと気がついたのだろう。
今までは怒りからかメイジーしか見えていなかったようだ。
ジャシンスと皇后はガブリエーレを見てわかりやすいほどに態度を変えた。
彼の圧倒的な美しさに頬を染めている。
先ほどからメイジーを見るディディエの舐めるような視線に違和感を覚えていた。
チラリと視線を向けると、ディディエと目が合う。
ブワリと鳥肌が立ったが、すぐにガブリエーレがメイジーの肩を抱いたことで落ち着いた。