【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!
たしかにメイジーは島民の言葉を理解できない。
けれどガブリエーレはメイジーが理解できる言葉で話しても、島民たちは彼の言うことを聞いている。
「なら、どうしてあなたは彼らの言葉を理解できるのよ!」
『お前には関係ない』
一蹴されてしまい、メイジーが呆然としている間、ガブリエーレと島民の若い男は何かを話し始めた。
一人だけ頭に羽飾りがついて特別感があるといるということは彼らのリーダーなのだろうか。
明らかにメイジーを指差しながら何かを話しているではないか。
『違う。そうじゃない……そういうのは必要ないと言っているだろう?』
「ポップ! ベララベラー、ドゥルドゥル」
『はぁ…………もういい、好きにしろ』
「ポップ!」
若い男性はそう言った後に頭を下げた。
ガブリエーレはそう言うと、背を向けて去って行ってしまった。
「え……?」
葉っぱの上で取り残されたメイジーはガブリエーレに向かって腕を伸ばしていた。
島のリーダーであろう若い男性が女性の島民たちを集めて何かを話している。
その間もメイジーは何度も同じことを繰り返し言われていた。
「ベララベラー、ドゥルドゥル」
「ドゥルドゥル」
「ごめんなさい、何を言っているかさっぱりで……」
一応、ガブリエーレと話していた時と同じように話しかけてみるものの、意思疎通が取れる様子はない。