崖っぷち漫画家はエリート弁護士の溺愛に気付かない
その完成した勢いのまま増本さん宛にメールを作成し、プロットができた旨を明記して完成したばかりのファイルを添付した。どうせ見るのは出社してからの昼前だとは思うが、それでもこんな時間にメールを送るのは社会人として礼儀がなってないと思い、月曜日の朝八時を指定して送信予約を設定する。
「どうよ、私は高尚とは違うんだから!」
なんて、作業が一区切りした高揚感から深夜に飯テロを仕掛けてきた誰かを想像しつつパソコンの電源を落としたのだった。
相変わらず優秀な編集である増本さんは、早速確認してくれたらしく直ぐ様OKの返事をくれた。
次の作業はネーム作成である。
シナリオのように書き綴られているプロットを元に、一般的に見るような漫画の画面、いわゆるコマを割ってその枠内へと人物やフキダシ、セリフを描きながら漫画の元を作る作業だ。
ある意味一番時間がかかり、そしてノっている時ならば最も早く仕上がる工程でもある。
下絵のように丁寧に一コマずつ絵を描いていかなくてもいい分、勢いのまま想いをぶつけ漫画を作る、いわば根底の作業だからだ。
「どうよ、私は高尚とは違うんだから!」
なんて、作業が一区切りした高揚感から深夜に飯テロを仕掛けてきた誰かを想像しつつパソコンの電源を落としたのだった。
相変わらず優秀な編集である増本さんは、早速確認してくれたらしく直ぐ様OKの返事をくれた。
次の作業はネーム作成である。
シナリオのように書き綴られているプロットを元に、一般的に見るような漫画の画面、いわゆるコマを割ってその枠内へと人物やフキダシ、セリフを描きながら漫画の元を作る作業だ。
ある意味一番時間がかかり、そしてノっている時ならば最も早く仕上がる工程でもある。
下絵のように丁寧に一コマずつ絵を描いていかなくてもいい分、勢いのまま想いをぶつけ漫画を作る、いわば根底の作業だからだ。