崖っぷち漫画家はエリート弁護士の溺愛に気付かない
その説明を聞き、チンプンカンプンだということを理解した私がわかった風に頷くと、どうやらあっさりバレたようで、そのネット上の住所とやらを確認しながら呆れた顔を向けられた。
「どう? 何かわかる?」
「ログに残ってるのは日付的に俺の家でみのりが接続した日以外は、同じIPアドレスからしか接続されてないな」
「つまり?」
「表示上は、みのりしか接続してない」
説明された内容に安堵したような、がっかりしたような複雑な気持ちになる。そんな私の頭をポンッと撫でた高尚は、私にあるひとつの〝提案〟をした。
「どう? 何かわかる?」
「ログに残ってるのは日付的に俺の家でみのりが接続した日以外は、同じIPアドレスからしか接続されてないな」
「つまり?」
「表示上は、みのりしか接続してない」
説明された内容に安堵したような、がっかりしたような複雑な気持ちになる。そんな私の頭をポンッと撫でた高尚は、私にあるひとつの〝提案〟をした。