崖っぷち漫画家はエリート弁護士の溺愛に気付かない
「わっ、そうかも」
和やかな笑い声が更に近付き、鼓動が早くなった。
(もし手伝います、なんて言い出したらどうしよう)
私は部外者なのでこの部屋のものを見るわけにはいかないが、彼女は違う。この事務所で働いているのだ、社外秘の資料を見ても問題にならない。
視界を塞がれているからか、他の感覚が敏感になっているらしくやたらと自分の心臓の音がうるさく感じた。
――この感覚、使えないだろうか。
(ヒロインとヒーローはバイト先が同じなんだよね)
バレるかもしれないというハラハラ、幼馴染から一歩進むようなドキドキ。まだ恋を自覚していないヒロインと、一途に想っているヒーロー。そんなふたりの仲を進展させるような何か。
(……例えば、嫉妬したヒーローが、ヒロインを休憩室とか微品質とかに連れ込む?)
和やかな笑い声が更に近付き、鼓動が早くなった。
(もし手伝います、なんて言い出したらどうしよう)
私は部外者なのでこの部屋のものを見るわけにはいかないが、彼女は違う。この事務所で働いているのだ、社外秘の資料を見ても問題にならない。
視界を塞がれているからか、他の感覚が敏感になっているらしくやたらと自分の心臓の音がうるさく感じた。
――この感覚、使えないだろうか。
(ヒロインとヒーローはバイト先が同じなんだよね)
バレるかもしれないというハラハラ、幼馴染から一歩進むようなドキドキ。まだ恋を自覚していないヒロインと、一途に想っているヒーロー。そんなふたりの仲を進展させるような何か。
(……例えば、嫉妬したヒーローが、ヒロインを休憩室とか微品質とかに連れ込む?)