崖っぷち漫画家はエリート弁護士の溺愛に気付かない
もちろん人気どころの設定は盛り込んでいる。大学生ヒーローだが、実は御曹司でかつ本人も起業しており大学生であり社長という職業を付け足した。御曹司であり社長、という安心安定の人気な肩書を足した――が、最近は職業男子の流れが強すぎて実家がお金持ちの社長、というのはあまり目立てなかった。
「ヒロインは褒められているのよね」
私の漫画の担当編集である増本さんもヒロインは褒めてくれていたし、私自身も両親を事故で喪い、祖父母に育てられたヒロインがこれ以上は迷惑かけたくないと奨学金で大学に通いながらバイトを頑張るヒロインは可愛く描けていると自負している。
少し天然の入ったヒロインがバイト先で失敗したりするのを、これ以上のお金は全く必要ないのに彼女のサポートをするためだけに同じ場所でバイトし、完璧にこなすヒーローとの対比やそのコミカルな会話は面白いはずだ。
健気なヒロインは好感があるし、そんなヒロインを献身的にサポートしながら側でひたすら彼女を想うヒーローだって悪くないが、やはり現状では増本さんが言っていた通りで完璧すぎて溺愛ロボットのようになってしまっているのだろう。
「ヒロインは褒められているのよね」
私の漫画の担当編集である増本さんもヒロインは褒めてくれていたし、私自身も両親を事故で喪い、祖父母に育てられたヒロインがこれ以上は迷惑かけたくないと奨学金で大学に通いながらバイトを頑張るヒロインは可愛く描けていると自負している。
少し天然の入ったヒロインがバイト先で失敗したりするのを、これ以上のお金は全く必要ないのに彼女のサポートをするためだけに同じ場所でバイトし、完璧にこなすヒーローとの対比やそのコミカルな会話は面白いはずだ。
健気なヒロインは好感があるし、そんなヒロインを献身的にサポートしながら側でひたすら彼女を想うヒーローだって悪くないが、やはり現状では増本さんが言っていた通りで完璧すぎて溺愛ロボットのようになってしまっているのだろう。