崖っぷち漫画家はエリート弁護士の溺愛に気付かない
確かに増本さんの指摘通り、欠点もなくただ完璧でロボットのようなヒーローに誰が恋をするというのだろう。
「どんなにいい男でも欠点は必ずあるもんだ。そんで、その欠点とのギャップが人間味を生むし恋に落ちる要素でもある」
「確かに……」
増本さんの言葉に思わず頷いてしまう。完璧なヒーローが小さな失敗をする、そして照れる。そんなシーン、可愛いに決まっている。
「このヒーローにモデルは?」
「モデルですか?」
「あぁ。リアリティを出すには明確にイメージができる方がいい。モデルがいればその助けにもなると思うんだが」
増本さんの説明になるほどと納得するものの、残念ながらこのヒーローは私の完全妄想だ。見た目こそ流行の髪形を取り入れたが、それだけ。今更誰かモデルを探そうにも、あまりにもかけ離れた人物を対象に置くとキャラがブレてしまうだろう。
これが連載前ならば改めてキャラを作るところからはじめればいいが、既に四話掲載されている。
(打ち切り直前のテコ入れって考えたらそれもありだけど――)
だが、これはあくまでも少女漫画。恋した相手の性格がブレるのは極力避けたい、そう思った時だった。
「どんなにいい男でも欠点は必ずあるもんだ。そんで、その欠点とのギャップが人間味を生むし恋に落ちる要素でもある」
「確かに……」
増本さんの言葉に思わず頷いてしまう。完璧なヒーローが小さな失敗をする、そして照れる。そんなシーン、可愛いに決まっている。
「このヒーローにモデルは?」
「モデルですか?」
「あぁ。リアリティを出すには明確にイメージができる方がいい。モデルがいればその助けにもなると思うんだが」
増本さんの説明になるほどと納得するものの、残念ながらこのヒーローは私の完全妄想だ。見た目こそ流行の髪形を取り入れたが、それだけ。今更誰かモデルを探そうにも、あまりにもかけ離れた人物を対象に置くとキャラがブレてしまうだろう。
これが連載前ならば改めてキャラを作るところからはじめればいいが、既に四話掲載されている。
(打ち切り直前のテコ入れって考えたらそれもありだけど――)
だが、これはあくまでも少女漫画。恋した相手の性格がブレるのは極力避けたい、そう思った時だった。