月とスッポン ありのままは難しい
「《道長の健康状態については、彼自身の日記【御堂関白記】や、藤原実資の日記【小右記】に多くの記述が残されていて、
道長は30代後半から頻繁に体調を崩し、特に40歳を過ぎてからは、糖尿病の症状とみられる症状が現れるようになったと記されています》」
「日記が残ってるってすごいですね」
「《当時の朝廷は、日々の吉凶等を記した【具注暦】という暦を作って貴族に配っていました。 その具注暦の余白に、貴族たちは日記を書いた。
つまり、日記を書く習慣は、具注暦へのメモとして貴族社会に定着したようです》」
「メモ魔は日本人のDNAに刻まれているって感じですね」
ポリポリ
「《仏教をあつく信仰した藤原道長は、出家したのち、現在の京都御所がある場所に巨大な【法成寺】を建立し、晩年を過ごし62歳で亡くなりました》」
「京都御所って事は街中ですよね。少しでも残ってないかなぁ」
じゃかりこを漁る。
指に触れないという事は食べ終えたという事か?
「これでおしまいです」と大河がじゃかりこを一本私の口元に突き出す。
貴重な一本いただきます。