月とスッポン ありのままは難しい
「《延暦寺の中で最も高い場所にある法華総持院東塔は、最澄の伽藍構想のなかでも最も重要な場所と考えられています。
最澄は仏法によって国を鎮護するため、法華経一千部を安置する宝搭を日本の6カ所に建立しようと計画しました。
それらは東西南北四つの方角に位置し、東は群馬県の浄法寺・上野宝塔院、西は福岡県の竈門神社にある筑前宝塔院、南は大分県の宇佐神宮・豊前宝塔院、北は栃木県の大慈寺・下野宝塔院です》」
大河の東西南北に合わせて、指を動かしてみる。
「福岡、大分は流石に遠いけど、栃木、群馬辺りなら行けそうですね」
「そうですね。でも、行く際は必ず私に声をかけてくださいね」
なぜ?と大河の顔を見ると「絶対ですよ」と念を押された。
勢いに飲まれ頷きそうになるのをグッと堪え「気が向いたらね」と軽く流しておく。
「大事な事だから2回言うが、絶対に勝手に行かないでください」
「同じ意味ではあるが、そこは同じ事を言わないと!」
そう突っ込めば、不思議そうな顔をされた。
正しい使い方をしましょう。
懸念顔をすれば
「《その4棟と中央に比叡山西塔の山城宝塔院、そしてこれらすべての総元締めとして比叡山東塔の近江宝塔院を位置づけました。最澄の生前に完成したのは、東の上野と北の下野の二基のみで、六基全てが揃ったのは最澄入滅後110年以上経ってからだそうです》」
話を戻された。
国宝館へ入り、読めそうで読めいない国宝の古文書をゆっくりと見て回る。
「古文書ってもっと読みにくい物だと思っていました」
「なんとなくですが、読めましたね」
「昔の文字が読めるって凄いことらしいですよ。知らんけど」
「知らないんですか」
なんて軽口を叩きながら、東塔エリアを見終わり、車で3分の西塔エリアへと移動する。
最澄は仏法によって国を鎮護するため、法華経一千部を安置する宝搭を日本の6カ所に建立しようと計画しました。
それらは東西南北四つの方角に位置し、東は群馬県の浄法寺・上野宝塔院、西は福岡県の竈門神社にある筑前宝塔院、南は大分県の宇佐神宮・豊前宝塔院、北は栃木県の大慈寺・下野宝塔院です》」
大河の東西南北に合わせて、指を動かしてみる。
「福岡、大分は流石に遠いけど、栃木、群馬辺りなら行けそうですね」
「そうですね。でも、行く際は必ず私に声をかけてくださいね」
なぜ?と大河の顔を見ると「絶対ですよ」と念を押された。
勢いに飲まれ頷きそうになるのをグッと堪え「気が向いたらね」と軽く流しておく。
「大事な事だから2回言うが、絶対に勝手に行かないでください」
「同じ意味ではあるが、そこは同じ事を言わないと!」
そう突っ込めば、不思議そうな顔をされた。
正しい使い方をしましょう。
懸念顔をすれば
「《その4棟と中央に比叡山西塔の山城宝塔院、そしてこれらすべての総元締めとして比叡山東塔の近江宝塔院を位置づけました。最澄の生前に完成したのは、東の上野と北の下野の二基のみで、六基全てが揃ったのは最澄入滅後110年以上経ってからだそうです》」
話を戻された。
国宝館へ入り、読めそうで読めいない国宝の古文書をゆっくりと見て回る。
「古文書ってもっと読みにくい物だと思っていました」
「なんとなくですが、読めましたね」
「昔の文字が読めるって凄いことらしいですよ。知らんけど」
「知らないんですか」
なんて軽口を叩きながら、東塔エリアを見終わり、車で3分の西塔エリアへと移動する。