月とスッポン ありのままは難しい
できる男は注文もスムーズで、話している間にみんなの料理が並ぶ。
外食なんて海と2人か、達ちゃん達との少人数お疲れ会、バイト先だった所の送別会と数えれば両手も使わない。
食べに来た客の会話を盗み聞きするぐらいな私は、この3人がどんな会話をするのか、実は興味津々である。
なので、大人しくサラダを食べる。
流れとしては自己紹介、近況報告。
仕事の話を始めたかと思えば、ハプニングやよくある不満から、共通の知り合いの話になり、趣味や異性の話に、そして最後に真面目な仕事の話になる。
通常はだ。
エド・シーラン。うん、知ってる。
ブルーノ・マーズ。うん、知ってる。
ジャスティン・ビーバー。もちろん。
以下、誰ですか?
の会話で盛り上がっている。
ようは、大河がアメリカ留学中、ライブや映画館にタダで行きまくっていた。羨ましい。
行っているうちにタダで行っている事に罪悪感が芽生え、買い始めたグッズ。その中でも買いやすいティシャツを買いまくっていたら山になった。
思い出として持って帰ったにはいいが、すっかり忘れていた。
捨てようと思ったが、どういう経緯かは知らないけど前にいる楠木隆の元に渡り、あまりの嬉しさに感動している。
という事らしい。
そういえばビンテージティシャツやスニーカーが流行っていると聞いた事がある。その流れか。