月とスッポン ありのままは難しい
全く興味のない世界の話に、好奇心が萎む。
もっとモテ話とか異性関係のあれやこれやを話して欲しかった。
つまらん。
スマホを取り出せば、海からの通知でアプリを開ける。
相当暇なのか?楽しみにしているのか?
候補の店がずらっと並んでいる。
男どもの話をBGMに候補店を見ていく。
【コースには惹かれるけど食べ切る自信がない】
と送れば
【だったらなんかもったいない気もするけどビュッフェとかにしちゃう?】
と返信が返ってくる
【それもありだね】
そんなやりとりをしていれば視線を感じ顔を上げる。
「デザートでも食べますか?」
「デザートはいいのでコーヒーが飲みたいです」
私に気を使う大河を見て、2人が固まる。
なぜだ。解せぬ。
そうか!大河がではなくて、私が気を使わないといけない場面なんだ。
女子として話に花を咲かせないといけないのか。
めんどくさい。
息を吐き捨て気合いを入れる。
「彼らに気を使う必要はありませんから」
大河に念を押されてしまった。
「了解」と速攻納得すれば「なんでやねん」と間髪入れずにツッコミが入る。さすが関西人。