月とスッポン ありのままは難しい
「若い女性にはわからない」とか「そこは性別関係ない」とか「まだ産まれてない」とかテンポよく会話が進んでいく。
さすが関西人。
生で見る感動とはこの事か!
「感動する要素が全くわからないのですが」
相変わらず私の感動に水をさす男だ。
大河を睨みつけても首を傾げるだけ
「都内にいる関西弁を話す人ってモテるためにあえて使う人間か関西人って言われたくなくて隠す人しかいないじゃないですか!」
「それは偏見だと思います」
「偏見?統計的ですよ」
「それが統計ならかなり偏りがある統計ですね」
「多いって!関西出身のバイト子のとかも関西人だとバレたくないって標準語を使ってる子多いよ」
「なんかわかるわぁ」
「わかるんですか?」
「関西人やとわかるとハードルが上がるんです」
「よーあるな。なんか喋ってってやつやろ」
「その子もそう言ってた。ボケて!とか突っ込まないんだねとか言われるのが嫌だって」
「わかる」
「それは嫌がる気持ちがわかります。でも、それは日本に限ったことではないんですけどね」
「そうなの」
「アメリカにいた時でも日本人だとわかると日本語を話してとか書いてとかよくありますよ」
「へー」
「話してもわからないと思いつつも、日本を私を知ろうとしてくれていると思えば嬉しいものです」
「大人やな」
「でも、聞きたい気持ちもわかる」
「わかるんかい」
「えーだって、京都の人に『よぉ、遠くから来はったなぁ』とか言って欲しい。滋賀の人は京都の人に『琵琶湖の水止めるぞ』とか言わないんですか?」
「言わないですね。そもそも止める権利を滋賀県は持っていませんし」
「止めれないんですか!」
「国の方針で止める事は原則禁止しとるし、水門を管理しとるのは国と京都やしな」
「マジ」
「マジです。そして止めると滋賀が琵琶湖の水で水没します」
「ウケる」