口下手な海上自衛官は、一度手放した元許嫁に海より深い愛を捧ぐ
「あ、あの!」
「……どうした」
「清広さんに、お願いがあって……!」
緊張していたせいか、手と足が同時に出てしまっている。
笑い飛ばすことなく不思議そうに彼女を見上げる彼に、つぐみは最後の勇気を振り絞って伝えた。
「一緒の部屋で、添い寝がしたくて……」
彼女の提案を受けた清広が驚きで目を見張ったのを確認したつぐみは、顔を真っ赤にしながら両手で顔を覆い隠す。
──清広の声は、いつまで待っても聞こえてこない。
(清広さんは、私と一緒に寝たくないんだ……)
そう結論づけたつぐみはくるりと背を向け、自室に戻ろうと一歩を踏み出したのだが──。
「どこに行く」
「きゃ……っ!」
──後ろから清広に、抱きしめられてしまった。
低い声とともに耳元で囁かれたつぐみは、悲鳴を上げながら全身を硬直させた。
「逃げないでくれ。頼む……」
清広の懇願を受けたつぐみは彼の腕にしがみつくと、か細い声で告げる。
「……どうした」
「清広さんに、お願いがあって……!」
緊張していたせいか、手と足が同時に出てしまっている。
笑い飛ばすことなく不思議そうに彼女を見上げる彼に、つぐみは最後の勇気を振り絞って伝えた。
「一緒の部屋で、添い寝がしたくて……」
彼女の提案を受けた清広が驚きで目を見張ったのを確認したつぐみは、顔を真っ赤にしながら両手で顔を覆い隠す。
──清広の声は、いつまで待っても聞こえてこない。
(清広さんは、私と一緒に寝たくないんだ……)
そう結論づけたつぐみはくるりと背を向け、自室に戻ろうと一歩を踏み出したのだが──。
「どこに行く」
「きゃ……っ!」
──後ろから清広に、抱きしめられてしまった。
低い声とともに耳元で囁かれたつぐみは、悲鳴を上げながら全身を硬直させた。
「逃げないでくれ。頼む……」
清広の懇願を受けたつぐみは彼の腕にしがみつくと、か細い声で告げる。