口下手な海上自衛官は、一度手放した元許嫁に海より深い愛を捧ぐ
「清広さんが、私といたくないって言うから……」
「俺はいつだって、つぐみと一緒にいたいが」
「でも……」
「すぐに返事ができず、すまなかった。つぐみから誘いを受けるなど、思わなくてな。動揺してしまっただけだ」
つぐみの誤解を解いた彼は慣れた手付きで彼女を抱き上げると、当然のように自室へと連れ込んだ。
つぐみをベッドに横たえた清広は、当然のようにその隣に寝転がり、彼女の顔をじっと見つめた。
(明日、目が覚めたら。清広さんは、隣にいないかもしれない……)
何か言いたげな彼の視線を受けたつぐみは、目を逸らしたい気持ちでいっぱいになりながら──勇気を出して、清広に話しかけた。
「清広さんは今でも、私と結婚したいですか……?」
「当然だ。俺の妻は、つぐみしかいないと思っている」
考える間も即答した彼の気持ちは、間違いなく本物だ。
つぐみは微睡む意識の中で、声を発した。
「もう一度だけ、なら……。信じてあげても、いいですよ……」
「つぐみ……?」
「清広さんが私を、好きな気持ち。ずっと一緒にいたいと、願ってくださったこと……」
それは、例の一件以来素直になれなかったつぐみの、嘘偽りない本心だった。
「俺はいつだって、つぐみと一緒にいたいが」
「でも……」
「すぐに返事ができず、すまなかった。つぐみから誘いを受けるなど、思わなくてな。動揺してしまっただけだ」
つぐみの誤解を解いた彼は慣れた手付きで彼女を抱き上げると、当然のように自室へと連れ込んだ。
つぐみをベッドに横たえた清広は、当然のようにその隣に寝転がり、彼女の顔をじっと見つめた。
(明日、目が覚めたら。清広さんは、隣にいないかもしれない……)
何か言いたげな彼の視線を受けたつぐみは、目を逸らしたい気持ちでいっぱいになりながら──勇気を出して、清広に話しかけた。
「清広さんは今でも、私と結婚したいですか……?」
「当然だ。俺の妻は、つぐみしかいないと思っている」
考える間も即答した彼の気持ちは、間違いなく本物だ。
つぐみは微睡む意識の中で、声を発した。
「もう一度だけ、なら……。信じてあげても、いいですよ……」
「つぐみ……?」
「清広さんが私を、好きな気持ち。ずっと一緒にいたいと、願ってくださったこと……」
それは、例の一件以来素直になれなかったつぐみの、嘘偽りない本心だった。