連理の枝と比翼の鳥 リアムとトビアス
「なにを・・・」

もう一方の手で、彼の中心を探りあて、少し力を入れて握る。

彼はそうなると動けないし、力が入らない。

そのままの状態で、彼の胸の傷跡に舌を下から上になめ上げた。

「リアム・・止め・・・て・」

僕はタオル越しに、彼の股間のふくらみを、指先に力をいれてなぞりながら、桃のつぼみを口に含んで舌を動かした。

トビアス様の息が少し上がるのと同時に、熱がこもるのを指先に感じた。

「あの春画を見て・・・一人でしているのですか?」

僕のイジワルな質問に、彼が身をよじったので、バスタオルが床に落ちた。

素早くタオルを拾う振りをして、彼の前にひざまずいた。

目の前の彼自身、体と同じでやや細身だが、形が綺麗だ。

先端もピンクで、色素が薄いのか。体毛も淡く広がっている。

根元を赤いリボンで結んで、黒のストッキングと、赤のピンヒールをはかせたい。

僕は素早くその先端を、口に含んだ。

「うああっ!」

トビアス様が声を出すと、その瞬間に硬さと熱が貫く。

下から見上げると、彼は視線を合わさないように、顔を横にそむけている。

が、腰は浮き始めている。

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