連理の枝と比翼の鳥 リアムとトビアス
初めての体験なのか、恥じらう少女のように唇と頬が朱に染まっていく。

それは僕の嗜虐性を刺激した。

「トビアス様、どこが感じるか言ってください?」

彼は両手で顔を覆って、くぐもった声で・・・

「あの、ヘタクソって・・・言われたから・・・」

ヘタクソ?・・・・僕の舌と指が一瞬止まった。

「その、上に乗られて・・・それで、すぐに達してしまって・・・つまらないって」

上気した顔をそむけたまま、トビアス様は正直に告白してくれた。

「財布も盗られてしまった・・・」

やり逃げ?いや、やられたのか?

財布まで盗られるとは・・・やり手オンナは、このご主人様をすぐにチョロイ奴と見抜いたのだろう。

「だから・・・もういいだろう。リアム、出ていってくれ」

トビアス様は、そっと両手で僕の肩を押した。


「・・・僕はあなたを、もっと高みに連れていきたい!!」

僕は、そそり立っている自分のものに、ローションをドバドバぶっかけた。

それから彼の腰と密着するように立って、彼と自分のものを密着させて、手で上下にこする。

トビアス様は洗面台のふちに手をついて、その腰がゆれて艶めかしい。
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