もうすぐ30歳ですが、なにか?
エピローグ②
今日は環が女子会をすると言った。
『なら、男子会をする』って言って、お父さんと匠先生を誘って3人で呑みに行った。

3人だけというのは初めてかも知れない。

匠先生が「姉さんに似たあの頑固でくそ真面目な環のどこが良かった?」って聞いてきた。
娘の恋バナなんかは聞きたくないんだろう、賢人先生は、わざとらしくメニューを見始めた。
カウンター越しに店の人と話をしてる。

「普段は頑固だけど、二人だと急に甘えてくるし、突然元に戻るギャップ?」…、聞いてないはずの賢人先生が吹き出した。
「あと隠し事をしているつもりでもバレているのに気付いてないところ」

可愛い、可愛すぎる。
いくら可愛い子供が生まれても、一番はやっぱり環で間違いない。






< 42 / 42 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:3

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

表紙を見る
アラ還の、恋は野を越え山越え谷越えて

総文字数/24,262

恋愛(その他)40ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop