あばかれ、奪われる〜セフレから始まる歪愛〜


漣はダウンロード派らしく色んなタイプのゲームが入っていた。アクションからレース系、RPGまで色々。

普段は本体だけで遊ぶけどせっかくなら大画面でやってみたくなりテレビをつける。間も無く映し出された国民的兄弟がカートで走るレーシング風のオープニング画面に背後から漣の声がかかった。


「へえ、白雪って結構ガチなんだね」

「どういう意味?」

「大人しく恋愛シュミレーションとかやってるタイプかと」

「しない事はないけど、どっちかというと無双系が好きだよ」

「…ふっ」

「なに」

「いや、大立ち回りして画面に向かって暴言吐いてる白雪想像したら笑えた」

「そんな野蛮じゃないし」


呆れながらそう言いお気に入りのキャラを選択してコースを選べば胸躍る画面が広がる。実家のテレビもこれくらい大きければ迫力もあるのに。

難易度高めのコースをショートカットしながら突き進み、余裕で首位を掻っ攫えば「うまいね」と漣が感心した声を上げた。


「そうやって進む方法あるんだ」

「上手い人の解説動画とか見ないの?」

「俺自分のペースで楽しみたい派だし」

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