あばかれ、奪われる〜セフレから始まる歪愛〜
「休みは一瞬だなあ…」
テーブルの上に放置したゲーム機を見る。未だにゲームは趣味で、昨日は久しぶりに長い時間遊んだ。きっとそのせいだ、あんな夢を見たのは。
しかし忙しいのはありがたい事だが、いかんせん最近は休息もままならない。30を目前に以前より体力の衰えを感じる。以前は夜通し台本を読んでもゲームをしても動けていたのに今は途中で力尽きる。
このまま1人で歳をとっていくのかなあ。まあこのご時世それもありか、なんて考えながらマスクをつけて家を出る。
さあ、今からまた仕事だ。
外の空気を感じた瞬間、今日も今日とて私は芸能人の皮を被り続けるのだ。