あばかれ、奪われる〜セフレから始まる歪愛〜

呑気に言う漣は窓辺に腕を乗せ、そうだなと何かを思いついたように声を上げた。


「白雪、明日はどうするつもりだった?」

「明日?モールにでも行こうかとは思ってたけど…」

「なら丁度良い。明日は俺に任せてよ」

「いいけど…」

「正直アクティビティに関しては俺は初心者だから出来ること無くて。けどファッション関係なら俺の専門分野だし」

「そりゃあ…プロだしね」

「それに前から白雪のファッションには物申したかったし、丁度良いなって」

「ちょっと。遠回しにディスるのやめてくれる?」


服のセンスについては萌葉から散々ダメ出しを受けているので自覚はある。だからいつもワンパターンか無難にしているのに何故だ。納得がいかない。


「可愛いと思ったもの合わせれば良いってなってる時点でダメ」

「……」


だから人の心を読むなって。そうは思ったけれど、的を射ていたので返す言葉が無かった。好きなものと似合うものは違うのだと再認識させられた一言だった。
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