あばかれ、奪われる〜セフレから始まる歪愛〜
その後移動した私は軽く衣類を身につけキャミソール姿で漣の前に座らされていた。後ろでは至極機嫌の良さげな漣が私の髪を乾かしている。
「はい、できたよ」
満足気に言うとドライヤーを置き、後ろから抱きつきながら髪を前に流すと毛先で遊びだす。
「相変わらず柔らかくて綺麗な髪だね」
「…それでも何度か染めてるし、昔よりは傷んでるよ。ケアをサボるとすぐに櫛が通らなくなる」
「ああ、なんか一回すごい金髪になってた時あったね」
「役のためにね。不評過ぎてすぐやめたけど」
「うん。俺もこっちの方が白雪らしくて好き」
今更ながらそんな言葉に若干照れてしまい、それを隠すように聞き返した。
「逆に何で漣は銀髪やめたの」
少しだけ顔を向ければ答えはすぐに返ってきた。
「特に理由は無いけど、白雪はあっちの方が好みだった?」
「そういうわけじゃ…」
「白雪が言うなら変えるよ」
「…おも」
「今更?」